HUGっと!プリキュア 第35話感想
- 2018/10/08
- 21:18
今話の名セリフ:「1人1人のお母さん、赤ちゃんに向き合うのが、私達の仕事だよ。」(マキ先生)
「HUGっと!プリキュア」第35話「命の輝き! さあやはお医者さん?」の感想です。
~ オープニング前 ~



「お母さん・・・、ただいま・・・。お母さん・・・。」





これは、先日さあやが出演したドラマの1シーン。
なんでも、巨大タワーから生まれた女の子の役だったとか。現代の「かぐや姫」を狙ったドラマのようです。
さあやは後日、新たなドラマ「ドクターはいすくーる」の撮影に臨むとの事。昼間は普通の女子高生、夜は天才医師の役を務めるそうです。
さあやは、役作りのために、はなの母・すみれにお願いしたい事がありました。
~ Aパート ~
それから後日、はな達は、内富士先生の子供が生まれた病院に。さあやは、その時の担当医に話を伺おうと思っていました。
少しして、はなは、多くの赤ちゃんを見て、はしゃぎます。


はなは、静かにするよう注意されました。といっても、注意したのは、小さい女の子。

その後、はな達は、マキ先生と再会。マキ先生は、話を聞くだけでなく、実際に現場に立ち会ってはどうかと言いました。
はな達は了承します。ほまれは整形外科、はなとえみるは小児科、さあやとルールーは産婦人科を手伝う事を申し出ました。
そして、ミライパッドを使って、衣装チェンジし、仕事体験をしました。













「産科のお仕事って、産まれる時だけじゃないんですね。」
「お腹に赤ちゃんができた時から、お母さんは始まってる。お母さん達には分からない事が沢山あるの。だから、10か月かけて、お母さんになる準備をしていく。」

「よく分かりません。赤ちゃんを愛しいと思う気持ちは分かります。でも、まだ見えない赤ちゃんを愛しく思えるのは・・・。」

「お母さんはね、赤ちゃんをいつも全身で感じているのよ。」

それから少しして、さあやは先程の女の子を目にし、声をかけました。
女の子の名前は「川上あや」。あやは、お母さんの事をよろしくと、マキ先生にお願いしました。
あやのお母さんは今日、帝王切開で赤ちゃんを産むとの事です。
「すごい・・・。」
「お母さんは、この赤ちゃんの存在を全身で感じているんですね・・・。」


「夕べは眠れた?」
「あまり・・・。」
「不安もあるだろうけど、頑張りましょうね。」
「はい・・・。」

直後、さあやは、あやに声をかけました。
「あやちゃん、赤ちゃん楽しみだね。」
「うん・・・。」
「ママを応援してあげようね。」
「うん・・・。あや、おねえちゃんになるから・・・。」





「本、さかさまです。」
「えっ? ああ!」

「いったー・・・。アッハハ! 失礼しました!」
「だいじょうぶ・・・?」


同じ頃・・・、






それから少しして、さあやは帝王切開について調べて、帝王切開は赤ちゃんや母体にとっても安全な出産方法だと分かりました。しかし、手術を受ける母親の気持ちは別だと、マキ先生は言います。
ネット上にある母親達の声はネガティブなものばかりではなく、あゆみに教えてあげれば安心するんじゃないかと、さあやは考えています。
「どうかしらね・・・。ネットには色々有意義な情報があるわ。けど、あのお母さんや、あのお母さんの赤ちゃんの情報がある訳じゃない。」


「1人1人のお母さん、赤ちゃんに向き合うのが、私達の仕事だよ。」
「はい。」


その頃、クライアス社では、ジェロスは、老いる事の恐怖を感じていました。これはダメだと感じたドクター・トラウムは、自ら出撃する事に。
「という訳で、今週も私、ビックリドンドン出撃!」

「今日で『HUGっと!プリキュア』最終回! 来週から『バグっと!トラウム』スタート!」


な、何だと!? 今回で最終回!? おいおい、まだ今作の名セリフ集とか総評記事を書く準備できてねーぞ・・・。
これは予想外だった。この感想を書き終えたら、寝る間も惜しんで急ピッチで今作のまとめ記事を、次の日曜を迎えるまでに仕上げねば!(もちろん、今回が最終回ではありませんので、未視聴読者は勘違いしないように!(笑))
~ Bパート ~
「ネットの情報がすべてじゃないか、か・・・。」
「うん・・・。私、全然ダメだ・・・。もっと患者さん達の気持ちを分かってあげなくちゃいけないのに・・・。」


「ねえ。はなのお母さんは、ことりちゃんが生まれた時には、どうだった? 不安そうだった?」
「え・・・。憶えてないな・・・。」
「まあ、そうだよね・・・。」


「でも、私がお姉ちゃんになるんだって、知らない人にまで自慢して困らせたみたい・・・。」
「お姉ちゃんになる・・・。」


「あやは初めての子で・・・。私、ちゃんと子育てしなきゃって、力が入り過ぎて、逆に失敗ばかりしてしまって・・・。あやには申し訳なくって・・・。次の子には完璧な子育てをしようと・・・。」

「なのに、最初からつまづいて・・・。」


「帝王切開は、つまづきじゃないわ。立派なお産よ。大丈夫。自分を信じて。」
「はい・・・。」


「すごいよね。あやちゃんのママって。生まれてくる赤ちゃんのために、とっても頑張ってる。」


「素敵だし、尊敬する!」


「ねえ、あやちゃんのママって、どんな人?」
「ママは、いつもしっぱいしてる・・・。」


「おりょうりでオムレツこがしちゃうし・・・。おせんたくも、くつしたがバラバラだったりするし・・・。おかいもので、おさいふわすれちゃったりするし・・・。」
「そう・・・、なんだ・・・。」




「でもね! ママは、ゆうえんちにつれていってくれるし、マンガがだいすきなんだよ!」



「そしてね! かけっこはすっごくはやいんだ! ほいくえんのうんどうかいで1ばんだったんだから!」


「ほかのママたちを、ビューンっておいぬいてくの!」



「ママが大好きなんだね!」
「うん!」





「あやは・・・、ママがすき・・・。ママは・・・、ギュッと・・・、してくれるの・・・。」


「だけど、あやはもう・・・、おねえちゃんになるから・・・、ママはもう、あやのママじゃなくなって、あかちゃんのママになるから・・・!」





「おとうとなんていらない・・・! おとうとがうまれなければ・・・、ママは・・・、あやのママでいられるのに・・・。」



「大丈夫だよ。大丈夫・・・。ママはいつだって、あやちゃんの大好きなママだよ・・・。」


「あやちゃんが生まれた時も、ママはとっても頑張ったんだと思う・・・。早くあやちゃんに会いたいって・・・。今は、赤ちゃんに会うために、ママは頑張ってる・・・。」

「あやちゃんも頑張っててすごいよ! もうすっかりお姉ちゃんだと思う! でも・・・、悲しくなるまで我慢する事ないんだよ・・・。」
「あや・・・。」




「なかない、なかない。」

「なかない、なかない!」






「あやちゃん。」
「パパ。」
「そろそろママの手術が始まるよ。」


「行こう、あやちゃん! ママに素直な気持ちを伝えよう!」


そして・・・、
「ママ!」



「ママ・・・。ギュッとして・・・。ママ・・・。」




「あや・・・。我慢させちゃったんだね・・・。ごめんね・・・。ママ、頑張るね・・・。」




「あやちゃんを見れば、あなたの子育ては失敗なんかしてないってよく分かる。頑張りましょう。」
「はい。」


同じ頃、ドクタートラウムも病院にいました。すぐにトゲパワワの気配を感じ、猛オシマイダーを発注します。

はな達はプリキュアに変身します。
今回も病院近くでのバトル。前に戦った時は、静かにしろと注意されて猛オシマイダーは本気を出せませんでしたが、今回はドリルの音が出ない仕様になっていました。
「せっかくこういうメカ用意してきたのに、こんなに離れてちゃ意味がないじゃないですか!」


知るかよ。だったら、騒音対策なんかせず、最初から病院から遠く離れた所でトゲパワワを集めて猛オシマイダーを発注すればいいじゃないか。まあ、それじゃ販促にならないと、東映やバンダイから色々言われちゃったんでしょうかね。(笑)
猛オシマイダーが突撃してきましたが、アンジュがフェザーブラストで押し返そうとします。
「あやちゃん達の・・・、」



「邪魔はさせない!」

アンジュの力が勝りました。すぐに、チアフルアタックで猛オシマイダーを浄化。
それからしばらくして・・・、


「勉強になりました。医者は、お母さんや患者さんに寄り添う事が大切だって・・・。愛情や想いが家族からお母さんに伝わって、その子供から新しい命にずっと伝わっていくんですね。」


「ええ。あなたがあやちゃんを見てた思いやりもね。」
「え?」



「あやちゃん。」
「さあやせんせい!」


「え? 先生? 違うの違うの。私はね・・・、」
「さあやせんせい! あそんでくれてありがとう!」




「またね!」
「またね!」


少しして・・・、
「お医者さんって、素敵な仕事だな・・・。」


今回は、これで終了です。
次回:「フレフレ! 伝説のプリキュア大集合!!」
突然、空からいちか達が降ってきました。クライアス社に「キラキラ☆プリキュアアラモード」の街の時間を止められたそうです。
「魔法つかいプリキュア!」のみらい達もやって来て、皆でドクタートラウムに立ち向かいますが、ドクタートラウムの力は強力です。
そこで、他にもいるらしいプリキュアと力を合わせるために、ペコリンやモフルン達も一緒に、他の世界へ行く事に。そして、はな達が出会ったのは・・・。
【まとめ】
はな達は、医者のお仕事体験をし、さあやは、もうすぐお姉ちゃんとなる小さい女の子に寄り添い、医者の仕事の素晴らしさを実感しました。
さて、今話のポイントは「多種多様」でしょうか。話の内容としては、新しい命の誕生を描いた27話と、育児においては実体験が検索よりも勝る事を描いた3話をミックスし、さらに拡張したものだと思いました。
人の個性は、100人いれば100通りあるように、育児にしても、100人の赤ちゃんがいれば100通りの方法がある訳で、どんな赤ちゃんにも通用する絶対的な育児マニュアルは存在しません。
出産についても同じ話なのでしょう。出産に臨む気持ちも様々であり、安全だと言われている出産方法も、その人の不安を和らげるとは限らないのでしょう。
ましてや、出産というのは、新しい命を生み出すという尊い行為。2度3度出産される方がいるといっても、安易に取り扱うべきではないもの。ネットの情報を鵜呑みにするのは良くない事かもしれず、お母さんや赤ちゃんの多種多様を学び、臨機応変に対応していくのが大切なのでしょうね。
また「多種多様」は、さあやの将来にも当てはまるでしょう。まあ、「可能性」と言った方が正しいですかね。
さあやは、女優の娘であり、これまで何度かオーディションを受け、CMやドラマなどに出演してる事もありますが、将来女優になる事には決めかねています。
決して女優だけが、さあやの道ではない。これは、前に母の気持ちを知ろうとした時に言われた事であり、さあやの将来は様々な可能性があります。
そして、今話、医者の仕事体験をした事で、医者の仕事を素敵だと見出し、医者志望の可能性が高まってきました。
だいぶ「プリンセス」のみなみに似てきましたね。あの子も、中盤までは親と同じ仕事に就くかどうか迷いながら、最終的には海洋獣医と、医業関係の道を選びましたし。
と言っても、今後、さあやがどうなるかは分かりませんけどね。やっぱり女優の道を選ぶのかもしれませんし。
どんな道に進むにせよ、様々な人との出会いが、さあやをどう成長させていくのか、今後もしっかり見ていきたいものですね。
また、新たな子が生まれる事で、先に生まれた子が感じる寂しさを描いていたのも、大きな見所だったと感じています。
今話のあやを見て、私のいとこのお子さん達の事を思い出しました。私のいとこのお子さんは3人いて、先に生まれた2人は、今話のあやのような寂しさを体験していたと思いますね。
私は年2回、親戚の家に行き、親族の方達とワイワイ楽しむ機会があり、その時には、そのいとこの一家も集まります。そのいとこのお子さんが生まれたばかりですと、皆、そのお子さんに注目が集まっていました。
その反面、先に生まれた子は、そんなに構ってくれない事に不満を感じていたと思います。小さいお子さん達にとって、普段会えない人と会うというのは、すごくワクワクするもので、話したい事もいっぱいあるでしょう。
それが、そんなに相手されなかったとなると、不満が大きくなるのは当然の事でしょう。特に、最初に生まれた子は男の子で、2番目に生まれた子が3歳になったあたりまでは、遊んでくれと、ものすごくせがまれたのは良い思い出ですね。
今語った事は出産後ではあるものの、出産前も、すごく寂しく感じていたのかもしれません。
出産においては、お母さん、赤ちゃんに向き合うだけでなく、先に生まれた子達がいるのであれば、赤ちゃんがある程度大きくなるまでその子達に寄り添う事も大事なんだろうな、と今話を見終えて強く感じました。
それは、両親だけでなく、祖父母や近所の人々などのフォローも必要なのでしょう。育児は、1人2人だけでできるような簡単なものじゃなく、沢山の人との繋がりがあってこそできるものだと改めて感じました。
さて、次回は・・・、










おいおい・・・、これって、マジかよ・・・。まさか、TV本編でプリキュアオールスターズ!?
おそらく、今月27日(土)から公開される「映画 HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」の宣伝を兼ねての先行登場ってやつでしょうね。映画では過去作のプリキュアが全員出るようですし。
次回の放送がめちゃくちゃ楽しみで仕方ありません! 次回をしっかり楽しんで視聴して、劇場版を鑑賞する意欲を上げていきたいと思います。
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