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HUGっと!プリキュア 第19話感想

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 今話の名セリフ:「誰の心にだって・・・、ヒーローはいるんだよ!」(野乃はな)

 「HUGっと!プリキュア」第19話「ワクワク! 憧れのランウェイデビュー!?」の感想です。


~ Aパート ~
 ある日、アンリは、ファッションショー出場の依頼に、ビューティーハリーに来ました。
 スケートの衣装を頼んだ縁で、アンリもこのショーに特別にモデルとして出られるようです。でも、自分だけが出るのは当たり前過ぎてつまらないと、ちょっとノイズを立てたいと思っていました。
「新しい才能。」
「才能?」
    
「はー! ついに来ちゃったか! はなちゃんの時代、ついに来ちゃったー!」
   
「謹んでお受けしま・・・、」
「君じゃないよ。」
「めちょっく!」
    
 だろうな。さすが、落とし要員。(笑)
 まあ、とはいえ、最近、「プリティストア」の限定グッズ「アイドルシリーズ」の仲間入りを果たしたんですよね。それも、私が最もお気に入りの「ハルカノゾムミライ」に。
 そういう意味では、時代が来たと思うから、胸を張っていいと思うぞ。自慢するほどの胸囲はないだろうけど。(笑)


 アンリが出てほしいと思っているのは、えみるとルールー。前に聞いた歌がすごく良かった上、2人のデコボコ感が素敵だと、出場を期待しています。
「ラ、ランウェイ・・・。無理なのです!」
   
「え?」
「レッスンもしてないのに、ランウェイでウォーキングしたら、すってんころりん転んで、そのまま客席に落ちて、そのままファッションの都パリまで転がっていく事になるのです!」
    
    
   
 パリまで転がっちゃうとか、ねーよ。まったく、相変わらず思考がぶっ飛んでて、ツッコミ疲れしちまうぜ。(笑)

「えみる、パリまで転がっていく事はできません。海がありますから。」
「けど、砂浜までは行く可能性はあるのです! 砂まみれは嫌なのです!」
   

 いや、それもありえないから。っていうか、砂浜まで転がれるという事は、道路を通るだろうし、車に轢かれそうで怖いんですが。(笑)

「えみる、その確率は・・・。」
    
   
「やっぱり、2人、面白い!」
   


 その後、えみるはVRを使って、モデル歩きを研究しますが、なかなか自信が持てません。
「えみる、本当にやりたくないのですか?」
「興味はあります。アンリさんが歌を褒めてくれたのは、心が飛び出るほど嬉しかったのです。」
   
「なら・・・。」
「ルールーは大丈夫です。モデルさんみたいに綺麗ですから・・・。やっぱり、ほまれさんかさあやさんに代わってもらうのです。」
    
「えみる・・・。私は、えみると一緒だから、チャレンジしようと思ったんです。」
「え?」
    
「私は、えみるを応援すると決めました。私は信じています。えみるは何でもできる。何でもなれる。」
「ルールー・・・。」
   
   
「フレフレ、えみる!」
   
   
「きっとあなたは、プリキュアにもなれます。」
   
   

 その後日・・・、
「きっと新しい経験をする事は、健全な青少年である我らにとって、かけがえのない財産になるのであります!」
「財産?」
   
「デザイナーさんとお話しする事とか・・・。」
「ふーん・・・。」
   
「あと、お手伝いが上手くいったら、ごほうびに、私達もファッションショーに出してもらえるかも!」
    
「なんちて・・・。」
   

 アンリは、はな達がファッションショーに関わるのを認めます。
「それに、君達がプリキュアだって事を話したら、驚いて、更に良いアイディアが出るかもしれないし。」
   
「ちょっ・・・。それは内緒!」
「何で? 面白いのに。」
「やっぱり私達がプリキュアだって完全に思ってる・・・。」
    


 その直後、えみるの兄・正人がアンリに、ネクタイをちゃんと結ぶよう注意しました。
 しかし、アンリは、そんな校則はあるのかと返します。正人は、女子のようだと、からかうように言いました。
 アンリは、言い返したいはなを制し、考えておくとだけと言って、場を去ります。話しても分からないのを説得するのは時間のムダだと思ってるからです。

 しばらくして、はな達はデザイナーの元に。
 デザイナーは吉見リタ。一時はスランプだったようですが、今はアイディアにあふれていて、間に合うかどうか心配なくらいです。
「大丈夫。この子達が助けてくれるよ。だって、プリキュア・・・、」
    
「プリキュア?」
「あ・・・、あの・・・、私達、プリキュアの・・・、大ファンなんです!」
    
「さあや・・・。」
「しょうがないじゃない・・・。」
    
 こういうのって、かえって、自分達がプリキュアだと言った方が、「ハハッ、冗談上手いな」で済むと思うのですけど、そんなに甘くないですかね?(笑)

「私もプリキュア好きよ!」
   
「プリキュアは、アンビリーバボーなヒーローだもの! トゲトゲした気分が大暴れした後のようにスッキリ!」
   
「そうだったんだ・・・。」
「女の子だって力一杯活躍できるのよ! ショーのタイトルも決めたわ!」
   
「リタヨシミン・オータムウィンターコレクション! 女の子もヒーローになれる! どや!」
    
「女の子もヒーローになれる・・・。」
   


 その後、はな達は、ミライパッドでペインターの姿に。
   
 そして、ショーの装飾作りに取りかかりました。
    
    
    
   
    
    
    
    
    
    
    
    
   

 ファッションショーの前夜・・・、
「アンリからレクチャーは受けましたし、何とかなりそうです。私は、えみるを応援する。えみるにプリキュアになってほしいから。それが、私にできる事。」
   

「スマイル! えみるだよー!」
   
   
「緊張するのです・・・。けれど、ルールーと一緒に、頑張るのです!」
   
    
「女の子もヒーローになれる・・・。」
    



~ Bパート ~
 そして、ファッションショー当日を迎えました。
「えみる。心拍数が上がっています。」
「き、緊張なんかしてないのです!」
   
「大丈夫。一緒です。」
「うん・・・。ルールーと一緒なら、きっと大丈夫・・・。がんばるんばなのです・・・。」
   
 ちょうどその時、正人が来ました。正人はえみるに、帰ろうと言います。
「何、これ? 女の子もヒーローになれる。おかしいよね? ヒーローって、男のための言葉だよ?」
    
   
    
「女の子は、守られる側だよ? 言葉は正しく使わなきゃ。」
「そ、それは・・・。」
   
「女の子はヒーローにはなれない。」
   
    
「前も言っただろ。さあ、帰るよ!」
   
「えみるを離して下さい!」
「また君か・・・。」
    
「なぜヒーローになれないなんて・・・。」
   
 ルールーは、そう言った途端、機械人形がヒーローになろうだなんて、いい夢見るなとパップルに言われた事を思い出し、言葉に詰まります。
 そして、正人はえみるを連れ帰ろうとします。その時・・・、
    
   
「誰の心にだって・・・、ヒーローはいるんだよ!」
    
「人の心を縛るな!」
    

 しかし、正人は聞く耳を持たず。変わらず、えみるを連れ帰ろうとします。
 その時・・・、
「相変わらず、君、つまらない事言うね。」
   
「若宮君・・・。何、その格好?」
「ドレスだよ。」
    
「それは分かるよ。何でそれを、君が着てるのかって聞いてるんだよ。」
「すごく素敵だって思ったからだ。」
   
「君、男だろ?」
「だから、何?」
    
   
「僕は、自分のしたい恰好をする。自分で自分の心に制約をかける。それこそ、時間、人生のムダ。」
    
   
 そして、アンリは、えみるにファッションショーに出るよう促しました。

 それから少しして・・・、
「何なんだよ、えみる・・・。あんな楽しそうに・・・。若宮アンリ・・・。」
   
   
 正人の落ち込みようを見ていた女性は、正人から発するトゲパワワを素に、オシマイダーを召喚。
    
    
    
 オシマイダーは、ショーのステージに現れました。はな達3人はプリキュアに変身します。

 オシマイダーの出現に伴い、天井の一部が、ルールーとえみるの元に崩れ落ちますが、アンリが間一髪助けます。
 しかし、その直後、アンリがオシマイダーに掴まれました。ちょうどその時、エール達が到着。
「遅いよ、ヒーロー。これ、僕、お姫様ポジションになっちゃったね!」
「いいんだよ! 男の子だってお姫様に・・・、なれる!」
   
    

 そして、フラワーシュートを放ちますが、ダメージを与えられません。ちょうどその時、アンリは、正人を目にします。
「そうか・・・。君も・・・、苦しいのか・・・。」
   
   
「ごめんね・・・。けど、僕は君のために僕を変える事はできない・・・。」
    
「誰に何を言われたって構わない・・・。僕の人生は僕のものだ!」
    
「僕は僕の心を大切にする。だって、これが僕、若宮アンリだから!」
   
   
「君も君の心をもっと・・・、愛して・・・。」
   
   
「自分を・・・、愛する・・・。」
   
 アンリの言葉に影響を受けたオシマイダーは、アンリを離します。それをエールが救出。
 そして、トリニティコンサートでオシマイダーを浄化しました。

 その後、例の女性がエール達に声をかけてきました。
 彼女の名は「ジェロス」。ジェロスは、友情とか愛情とかは、吐き気がするほど嫌いだと言って、場を去ります。
 ジェロスもクライアス社の社員のようですが、ルールーは見覚えがないようで。

 それから少しして・・・、
    
    
   
「夢を見たんだ・・・。」
「ええ夢やったみたいやな。」
「最悪だよ・・・。」
   
「けど・・・、綺麗だったな・・・。」
    

「女の子だってヒーローになれる。私はやっぱり、プリキュアになりたい・・・。」
    
「ルールーと一緒に・・・。2人ならできます!」
「はい。」
   
    


 それから後日、えみるとルールーは、2人でプリキュアになりたいと、はな達に告げました。
『ふたりはプリキュア!』
   
 しかし、変身アイテムであるプリハートは1つしかありません。果たして、2人は一緒にプリキュアになれるのか?

 今回は、これで終了です。


次回:「キュアマシェリとキュアアムール! フレフレ! 愛のプリキュア!
 プリハートは残り1つだけ。となると、プリキュアになれるのは、えみるとルールーのどちらか1人だけに・・・。
 そんな中、えみるは、ギターに反対していた正人と仲直りできたようです。えみるは、正人からもらったチケットで、ルールーと2人でライブに行く事に。
 そこにオシマイダーが出現。アンジュとエトワールが不在で、エールが1人で戦いますが、ピンチに追い込まれます。
 そんな時・・・、
    
 あれ? 次回の放映日って「父の日」だよな? なのに、もう出るの? 過去作を鑑みると、追加プリキュア出現はあと数週間後だと思っていたのに、随分早い・・・。
 まあ、とはいえ、変身シーンとか、変身するまでの過程には注目ですね。


    今回のエンドカード
 追加プリキュアの登場の早さに驚いてたら、これだよ!(笑)
 「悪役だって定時退社できる」か。悪役の定時退社が常なら、悪い事をする時間が減って、平和に一歩近付きそうですね。(笑)


【まとめ】
 アンリからファッションショーに出てみるよう誘いを受けたえみるとルールーは、途中、えみるが兄・正人に連れ帰られそうになるものの、アンリが自分のしたい事を強く主張したおかげで、ファッションショーに出られ、そして、2人はプリキュアになりたい気持ちが高まりました。

 今話のポイントは「女の子もヒーロー」ですかね。
 と言っても、正人が言っていたように「ヒーロー」は、男性のための言葉です。ウィキペディアなどによれば、「ヒーロー」は「英雄」とか「神話や物語などの『男性の』主人公」を意味しています。
 一方で、物語などで女性が主人公の場合は「ヒロイン」と称されます。そう考えると、女の子はヒーローにはなれないという正人の言い分も分からなくはないでしょう。

 しかし、その「ヒーロー」は、母親、つまり、女性から産まれます。男性が人を産む事はありません。
 今作は「育児」をテーマとしていますが、その前段階に「出産」があります。そして、出産ができるのは女性だけ。
 そう思うと、女性もある意味、「ヒーロー」と言えるでしょう。今年の「プリキュア新聞」春号にて、鷲尾プロデューサーが、お母さんを地上最強の生き物と位置付けていたのも、よく分かります。

 女の子が、悪者をやっつけたり、人々を守ったりする「ヒーロー」になれる一方で、男の子がドレスを着てお姫様気分になる事だって自由です。
 人は、生まれついての性別を選択する事ができません。とはいえ、人のやりたい事には、性別の壁を越えて自由なのでしょう。
 女性は守られる側でヒーローにはなりえない。男性がドレスを着るのはおかしい。そういったのは、時代背景に基づいた考えなのでしょうけど、そういった事に縛られ過ぎて、自分のやりたい事をやれなくなってしまっては、ストレスを溜めてしまうでしょう。
 性別に似つかわしくない事をやって、笑われたり、批判を受ける事などもあるでしょうけど、大事なのは自分でしょうね。自分は自由だと堂々としている事で、他人に受け入られ、明るい未来を築く事にも繋がるのでしょう。

 そう思うと、「自由」も今話のポイントだったように思います。
 15話感想でもポイントにしていましたが、今話は男女両方からの視点で「自由」が語られていたあたり、今話の方がその意味合いは濃かったように感じました。
 また、「自由」に関して、アンリも良い見所を作ってくれたと思います。8話では、アンリは、「ほまれのため」と言いながらも、ほまれの将来を束縛しているように感じられたのが、今話では、自分の自由を主張したり、正人の固定観念に物申したりなど、大きな変化が感じられました。

 さて、次回はいよいよ、追加プリキュアである「キュアマシェリ」と「キュアアムール」が登場。
 6月中旬での投入は結構早いと思いますが、プリキュアシリーズ初の2人同時追加という事ですので、楽しみにしたいもの。2人同時追加という事は、手繋ぎ変身もありうる?
 誰がプリキュアになるかは丸分かりですが、プリキュアになるまでの過程とか、変身シーンなどに、目を凝らさずに見ていきたいと思います。
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