キラキラ☆プリキュアアラモード 第40話感想
- 2017/11/20
- 19:32

「キラキラ☆プリキュアアラモード」第40話「レッツ・ラ・おきがえ! スイーツキャッスルできあがり!」の感想です。
~ オープニング前 ~
前話の続きです。プリキュア達のピンチを救ったリオは、グレイブと対峙します。



「ピカリオー!」



弟の復活が嬉しいのは分かるが、ちったあ落ち着けよ。まったく、こういう落ち着きのなさは、私に似て困るぜ。まあ、だからこそ、私の嫁にふさわしいのでしょうけど。(お前は、落ち着く以前に、いっぺん死んでこい(笑))
「戯れてんじゃねぇ!」


グレイブの意見に激しく同意。私の嫁なんですから、こういうじゃれ合いは、私に対してやって下さい。(まだオープニング前なのに、嫁嫁うるせえ(笑))
リオは、祭壇前で眠っていた時に、ルミエルから力を授かっていたそうです。
「借り物の力と、見くびるなよ!」



しかし、劣勢が覆った訳ではありません。グレイブは、ネンドモンスター達を闇の力で強化させ、攻撃を指示します。



ホイップ達は、街の人達が相手では手を出せず、攻撃を防ぐのが精一杯。
リオは、この状況を打破するための良い考えがあると、力を使って、プリキュア達と一緒にこの場から引きました。
オープニングは、通常バージョンに戻りました。しかし、ジュリオ登場の部分は、まったく修正されておらず・・・。

前話ラストを考えれば、ここは変わっているだろうと期待したんですが・・・。
最終話まで残り2か月半を切っていると思うと、ずっとこのままでしょうかね。前話終了時はピンチだったから、ここでは変えなかったと前向きに考えて、次回に望みを繋げたいと思います。
~ Aパート ~
プリキュア達とリオは、いちご山に来ていました。
今のままでは、街は完全に闇に飲まれて滅んでしまいます。しかし、リオは、スイーツのキラキラルがあれば、闇に染まったキラキラルを元に戻し、この状況をどうにかできると考えていました。
そのためには、街の店でスイーツを復活させる事。ホイップ達は、リオの提案に賛成します。
一方、グレイブと大量のネンドモンスター達は、ぞろぞろといちご山に向かっていました。
そこに、リオが立ちはだかります。

数体のネンドモンスター達がリオに攻撃しようと思った矢先・・・、


ビブリーが横から加勢。リオとビブリーは、おとりになって、プリキュア達のスイーツ作りに集中させました。
そして、プリキュア達は、店を借りて、スイーツ作りを始めます。
「ルミエルさんがこの地に残したスイーツ・・・。」
「そのスイーツの想いで、街に光を・・・、取り戻すんだ!」


「お店をお借りします!」
「さあ、急ごう!」
「テキパキいくよ!」



「私達のスイーツで、闇の力を打ち払おう!」

『レッツ・ラ・クッキング!』

リオとビブリーは、ネンドモンスター達の攻撃をしのぎます。
しかし、グレイブは、プリキュア達がいない事に、違和感を抱きます。少しして、グレイブは目線が商店街に行きました。
それに合わせて、ネンドモンスター達も目線が商店街方向に。
そして・・・、


胴着姿である事から、ホイップは、目の前にいるネンドモンスターの中身が父だと察します。
他のプリキュア達にも、ネンドモンスター達の魔の手が。



ホイップは、ネンドモンスターに襲われ、壁際に追い詰められます。
もはやこれまでかと思われた時・・・、

スイーツのキラキラルが効いているようです。しかし、グレイブの強力な闇の力で、苦労して作ったスイーツからキラキラルが失われました。
他のプリキュア達が作ったスイーツも同じです。そして、6人は、グレイブの所に戻ってきました。
しかし、戦うにも、グレイブの力に歯が立たず、またしても追い詰められます。リオも立ち向かいましたが、押し破られてしまいます。
ですが、ホイップ達は諦めません。再度、アニマルゴーランドを放ちますが、やはり通用せず。
ホイップ達は大ダメージを受け、街は黒く染まっていきます。そんな中・・・、


~ Bパート ~
プリキュア達が敗れ、徐々に闇に染まる様に絶望する妖精達。そんな時・・・、
「諦めるのは早いニャ!」


動物達がくわえているのは、スイーツの材料。今はこんな状況でもきっとどうにかできると、三つ星にゃんこには考えがあるようです。
一方・・・、
「いいかげん敗北を受け入れろ! 弱いヤツは、強いヤツに従えばいいんだ!」

「誰が強いヤツよ! アンタなんてね・・・、アンタなんて『俺が! 俺が!』ばかり言ってるただの負け犬よ!」


「アンタ、世界が自分1人のものだと思ってんの!?」
「相変わらずムカつくヤツだな!」





「その生意気な目、人間だった時、俺を追い出したヤツらと・・・、同じ目だ!」

「俺は、誰よりも優れていた・・・。」


「弱い連中を踏み潰してのし上がり、すべてを手に入れた!」



「だが、みんな、俺を最悪の男と呼んで、離れていきやがった・・・。」


「そして、俺は、ノワールと出会った・・・。」

「君は人とは違う・・・。君の闇は正しい・・・。」

「そう・・・。俺はいつだって・・・、正しい!」



「見ろ! これが弱いヤツのあるべき姿だ! 泣くな! 笑うな! お前らは俺の闇のしもべになるんだ!」




「おかしいよ・・・。あなたのやり方は間違ってるよ!」

「お前に・・・、何が分かる!?」
「人の心は、みんな違うんだ・・・。それを、同じ闇に染めるなんて、おかしいよ!」


その直後・・・、
『キラキラキラル! キラキラル!』





この事態が信じられないグレイブ。
「アンタ、周りが見えてないのね。キラキラルを作れるのは、プリキュアだけじゃないのよ!」






そして、街の人達も元に戻りました。
「バカな・・・。妖精と動物が・・・。」
「この街に暮らすものは、みんなスイーツが大好きジャバ! 種族を越えた想いが、街を守るプリキュアのために集い、スイーツを、キラキラルを生み出したのジャバ!」



「そして、ルミエルの光のかけらが、みんなの想いに反応し、闇を防ぎ、スイーツ作りを助けてくれたんジャバ!」


「これは、みんなが心を合わせて生んだ『奇跡』ジャバ!」

「ノワールは、この街を闇に染められなかった・・・。お前の闇も、所詮は、ヤツからの借り物って事だ!」


「この闇は、俺の闇だ! 俺の力だ! 俺がすべてを支配するんだ!」





「やめろ・・・。」


「そんな目で・・・、」


「そんな目で俺を見るんじゃねぇ!」

その直後・・・、






しかし、ホイップは、大丈夫だと前向きです。
「今の私達には、みんなが作ってくれたキラキラルがある! みんなの想いと一緒に戦えば、きっと勝てる!」


そして、皆の想いが生み出したキラキラルをキラキラルクリーマーに込め、怪獣と化したグレイブと戦います。
一斉攻撃でグレイブにダメージを与え・・・、
『みんなの力を・・・、レッツ・ラ・まぜまぜ!』













「これが、いちご坂のみんなの想い!」



『スイーツキャッスル!』

『レッツ・ラ・おきがえ!』





『いくよ!』








『プリキュア! ファンタスティックアニマーレ!』

その後、グレイブは生き延びていましたが、瀕死に追い込まれていました。

そこに、エリシオが現れました。
「手を貸せ・・・。俺はこんなところでは、終われ・・・、」
「もう結構です。」





「グレイブが・・・、エリシオのカードに・・・。」


「これが私の能力。ノワール様が見出した闇を、育ち切ったところで刈り取る。」

「じゃあ、アンタのカードって・・・。」
「元、闇のしもべです。これからは本気を出します。」

「プリキュア・・・。ルミエルの意志を継ぐ者達・・・」


今回は、これで終了です。
次回:「夢はキラ☆ピカ無限大!」
眠っていたリオが目を覚まし、シエルは喜びます。
そんな中、街のスイーツ店でキラキラルが奪われる事件が起きます。店主達の話によると、犯人はリオとのウワサが・・・。
リオは、店主達に責められ、逃げ出します。シエルはリオを見つけ、ずっと味方だと言うものの、リオは、昔の罪は消せないと言って、立ち去ってしまいます。
本当に、リオが、キラキラルを奪ったのか? それとも、犯人は、別にいるのか?
【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
妖精達や動物達が作り出したスイーツのキラキラルにより、ネンドモンスターにされた街の人達が救われ、「ファンタスティックアニマーレ」でグレイブを撃退しました。
まず、新技「ファンタスティックアニマーレ」については、アニマルゴーランドと同じく、女児受けしやすい見応えのあるものだったと感じています。
見た目がかなり可愛い動物が出てきたり、動物の鳴き声を可愛く演出したりするのを継続させたのは良かったですね。今作のプリキュアのモチーフが動物だと思うと、動物を可愛く見させる工夫は必要でしょう。
しかし、同じ演出をずっと続けていては飽きられるでしょう。アニマルゴーランドの初披露から約2か月経っているとなると、そう感じている子達は多いかもしれません。
そこで、今話のタイトルにある「おきがえ」に目を通したのでしょう。プリキュア達にちょっと豪華なドレスを着させて、より可愛く仕立てながらも、カッコよくキメるところは、前々作「プリンセス」の「モードエレガント」を思わせますね。
女の子達の多くは、素敵なドレスを着てみたい願望があると思いますので、あの「おきがえ」要素はよく考えたな、と感心しています。
そんな今話のポイントは「種族を越えたみんなの想い」でしょう。ここ何話か、「みんな」と「1人」の対比を顕著に感じさせる回が続いていましたが、今話も、そう感じた回だったと思います。
前話感想では、「個の力は弱くても、手を取り合って助け合う世界の方が素晴らしい」と述べましたが、それは今話を見終えても同じように感じました。
ですが、その手を取り合う相手を動物達にまで広げたのは、よく考えたと思います。動物は今作のプリキュアのモチーフになっていると思うと、盲点でした。そのため、「みんな」で作り出す世界の素晴らしさを、前回以上に感じました。
動物達は、私達人間と違って、しゃべる事ができません。言葉は、コミュニケーションを図る上での重要な手段だと思うと、動物達の想いを知るのって困難ですし、疎外しがちになるでしょう。
でも、動物達だって、生きとし生けるものだから対等だと、想いを知ろうとする人達もいます。そこから、動物達も人間達に心を開き、絆が生まれ、世の中を豊かにしていくのでしょうね。
また、動物達だけでなく、植物とも想いは通じ合っているのでしょう。今の豊かな世の中があるのは、人間だけにはとどまらない、生きとし生けるものすべての想いがあって築かれているんだろうな、と今話を見終えて感じました。
一方、グレイブについては、「みんな」の想いが生み出した技で瀕死となり、エリシオの力とされて退場。味方の裏切りにあったと思うと、可哀想な末路でしょう。
しかし、ヤツがディアブルを食い物にしていたように、エリシオはヤツを食いものにしただけ。それが、前話感想で述べた「弱肉強食」の摂理というものであり、そんな生き方を絶対としていたヤツには、あの散り様は必然だったように思いますね。
前話感想でも書いたように、グレイブの世界は、自己満足でしかなかったでしょう。
ヤツの築いた「王国」は、弱者を踏み潰し続けてできたもの。ですので、ヤツの「王国」の民衆は弱者であり、石ころのようなものでしょう。
泣きもしなければ笑う事もない。存在はしていても、死も同然。たとえ、民衆が何人いようとも、感情がない以上、支持される事なんてないのですから、そんな「王国」の王様は、孤独で寂しいものでしょう。
そして、人には「分相応」というものがあり、個々の力には限界があります。
「弱肉強食」な世界では、何かしらの困難にぶつかり、それを打破できなければ、滅亡しか道はありません。誰かと協力しようにも、民衆を石ころと見ていれば、絆や信頼なんて存在せず、協力できないでしょうから。
そうならないためにも、互いの「個性」を尊重し合って、弱い部分を補い合う事が大事なのでしょうね。そうする事で、沢山の人達が幸せになり、世界が輝くのでしょう。
力を求め過ぎれば、力におぼれ、自分を見失う。今話のグレイブの退場は、それを示していたように思います。だからこそ、人との繋がりをより一層大事にしなければ、と今話を見終えて改めて感じました。
さて、今話で、グレイブが退場となり、残った敵はエリシオとノワールだけに。
最終話まで残り10話を切っていると思うと、もう新たな敵は出てこないでしょう。ノワールは今作のラスボスだと思うと、ここしばらくは、エリシオが出撃し続ける事になりますかね。
エリシオは、アニマルゴーランドお披露目前は、プリキュア達を心理的に追い詰めていたものの、それ以降は、目ぼしい活躍はせず。それだけに、次回以降の出撃が少し不気味に感じますね。それに、ノワールも、年明け後の最終決戦前に、プリキュア達の前に姿を見せそうで、気になるところ。
当分は、ファンタスティックアニマーレで敵を撃退する回が続くと思われますが、敵達の動向も目が離せません。最終話までの残り少ない話数の中で、どのようにストーリーを面白くしていくのか、すべての登場キャラクターに目を見張っておきたいと思います。
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