キラキラ☆プリキュアアラモード 第37話感想
- 2017/10/23
- 15:38

「キラキラ☆プリキュアアラモード」第37話「サリュー! シエル、フランスへ去るぅー!?」の感想です。
~ オープニング前 ~
明日は、ハロウィン。どこもかしこもハロウィン一色です。









そんな中、シエルの卓越した腕が、今日も人々の目を引きました。


少しして、シエルのスイーツ作りがまるで魔法みたいだと感心する女の子が近くに来ました。

すぐに、いちかは、あるアイディアを思い付きました。それは、リンゴを添えて、さらに可愛く見させる事。


リンゴの爽やかさや酸味はカボチャにもピッタリだと、シエルはいちかを称賛。
「それに・・・。」


「うん・・・。パルフェ・・・。」

その直後、宣伝性に欠けたデコレーションだと批評する女性が現れました。

彼女は、シエルの知っている人物で、名は「ソレーヌ」。
今回も、オープニングは、劇場版の告知バージョン。今回も、ここの部分の感想は、最後に回します。
~ Aパート ~
ソレーヌは、シエルの店の中にまでやって来ました。ソレーヌは、内装は悪くないものの、小さい店だと評価します。
また、ビブリーの態度を見て、スタッフ教育が足りないとも評価。これを聞いて怒ったビブリーを、あきらとあおいがなだめます。

ソレーヌは何者なのか?
彼女は、シエルがパリにいた時の店のオーナー。彼女が来日したのは、シエルを迎えに来たためです。
パリは、歴史あるスイーツの都。超一流のパティシエ達がしのぎを削るスイーツの中心地です。
中でも、シエルの卓越したスイーツ作りは、多くの人々に評判で、シエルの作るスイーツを求め、長蛇の列ができるほどです。


シエルのおかげで、パリは活気づき、その経済効果は計り知れません。
それゆえ、シエルがパリを離れた事は大きな損失だと、ソレーヌは不快に感じています。また、キラキラパティスリーのハロウィン仕様についても、騒がしくて宣伝性に欠け、パリでは考えられないと一蹴しました。
ソレーヌは、このいちご坂に、シエルの夢と希望があるのか、疑問に感じています。ですが、シエルは、パリに行く気はないし、このいちご坂も、パリに負けないくらい立派な街だと返します。
だったら、この街のどこが素晴らしいのか見せてほしいと、ソレーヌは言います。
その後、シエル達は、いちご坂の良いところをソレーヌに見せる事に。初めに来た場所は・・・、


空手で日本文化は学べるものの・・・、
「で? スイーツ作りに何の必要が?」



気を取り直して、次は、商店街を見せました。今は、ハロウィン一色で華やかではあるものの・・・、
「で、交通量は? 店舗数は?」
「え、えーっと・・・、50件くらいでしょうか・・・。」

「シャンゼリゼ通りには遠く及ばないわね。」
「そこと比べられても・・・。」

それでも、いちか達は諦めません。次は、街一番の青果店を案内。
ソレーヌは、良いものは揃ってはいるが、パリの市場に比べれば、圧倒的に少ないと評価はしていません。
「確かに、いちご坂はパリと比べると、小さな街かもしれません。だけど・・・、住む人の温かさだとか、良いところは沢山あります!」


「それが、何? それが、パリよりも価値があるとでも?」
「いや、そういう訳では・・・。」


「どうして、そんなにパリにこだわるんですか?」
「天才だから。」


「才能のある者は、最高のステージに立つべき。それが、パリにはある。」

「彼女を初めて見た時、それはもう、驚いた・・・。」

シエルと初めて会った頃、ソレーヌは、パリに新しくオープンする店のために、優秀なパティシエを探していました。
「ジャン=ピエール・ジルベルスタイン」という男性パティシエも、その1人でした。

ですが、彼は、自分のスイーツを極めるだけだと、ソレーヌの話を断ります。
そんな中、彼女は、シエルの作るスイーツに興味が湧きました。


ジャン=ピエールは弟子をとらない主義なため、シエルは彼の弟子ではありません。彼の工房を借りて、スイーツの修行をしていました。
「一流のパティシエになるのが夢で・・・。」

「だったら、私の店に来なさい。あなたなら、すぐにパティシエになれます。私と来れば、あなたの夢、希望、何でも叶える事ができる!」


「夢・・・、希望・・・。」

「好きにするがいい。」


その後、シエルは、店を代表するパティシエになりました。




しかし、ある日、シエルは、世界を見て回りたいと置手紙を残して、パリを去りました。
その後、ソレーヌは色んな所を探し回り、今日シエルを見つけたという訳です。ソレーヌは、シエルがどうしてこのいちご坂にこだわっているのか、理解できません。
そして、ソレーヌは、パリで開かれる「世界パティシエコンテスト」に、シエルを招待しようとしていました。
「これは、彼女にとって、とても大きなチャンス。何かを得るために何かを捨てなければならない。」


「ここに留まっていては、シエルの夢と希望は叶わない。」


~ Bパート ~
その後、ソレーヌはシエルに、世界パティシエコンテストの話をしました。
「あなたには、ふさわしいステージがある。私があなたを、そこに連れて行く。良い返事、期待しているわ。」



一方、キラキラパティスリーでは、いちか達5人が、子供達に渡すクッキーの準備をしていましたが、シエルの事を思うと、気が気でありませんでした。
少しして、シエルがキラキラパテイスリーに来ました。シエルも準備に取り掛かります。
「ねえ、シエル。どうして、キラパティを手伝ってくれるの・・・?」
「え?」


「いちかちゃん・・・。」
「だって、シエルは、超一流のパティシエなんだよ? パリでも大人気だし・・・、自分のお店も持ってるし・・・。」


「ねえ、シエル・・・。シエルの本当の夢って、何・・・?」
「本当の、夢・・・。」


その夜、シエルは、ソレーヌの誘いを受けるかどうかで悩んでいました。
パリにいた時は、こんな事もありました。
「シエル、あなたには感謝している。」
「え?」

「もっと高み、目指しましょう!」
「ウイ!」



そんな過去を思うと、ソレーヌの話を断れないと考え、溜息をつきます。
「フン。らしくないわね。」

「ビブリー!」
「いい子ちゃんぶっちゃって。やりたいようにやりなさいよ。アンタの夢なんだから。」


「他人なんて、関係ないでしょ。」
「ビブリー・・・。」


「ありがとう・・・。」
「べ、別に、励ました訳じゃないわよ! バッカじゃないの! フン!」



「そっか・・・。そうだよね・・・。うん!」

そして・・・、




日が明けて・・・、

「アシェットデセールじゃない・・・。」
「そりゃそうよ! だって、キラパティで出すメニューなんだ!」

「どうして・・・?」
「リンゴ。あの発想は、私にはない。キラパティにいると、毎日新しい発見がある。みんなに刺激をもらえる。」



「新しい事にチャレンジできる。パティシエとして、もっと高みに連れて行ってくれる。」
「シエル・・・!」


これから仕上げに取りかかろうとした時、スイーツからキラキラルが奪われていきました。外に出てみると、エリシオが。
エリシオは、ノワールミロワールでモンスターを呼び出します。

すぐに、いちか達は変身します。
バトルが始まって少しして、パルフェは、パルフェエトワールでモンスターを拘束します。その隙に、ホイップが攻撃しますが、モンスターは身体を分離させて回避。

そのまま、下半身部分が、カスタード、ジェラート、マカロン、ショコラを押し潰しました。ホイップとパルフェが4人に目が行った隙に、エリシオがカードを使って、2人の動きを封じました。
絶対絶命のピンチと思われましたが・・・、
「これならどうだ・・・!」


そして、ジェラートが持ち前のパワーを活かして、下半身部分を上半身部分にぶつけました。ホイップとパルフェの拘束は、マカロンジュリエンヌで切りました。
その後は、アニマルゴーランドでモンスターを撃退しました。
キラキラルが元に戻ったところで、スイーツのトッピングをどうするか考えます。すぐに、いちかが、良いアイディアが浮かびました。
そして・・・、

これは「ハムスターパンプキンプリン」。トッピングのスイートハムスターパンプキンは、いちか達のアイディアで、小さいけど皆が優しいこの街をイメージしたものです。
ソレーヌは、ハムスターパンプキンプリンを一口いただくと・・・、
「この味・・・、何だか、とっても懐かしい・・・。」


「さすがね。素材の味を十二分に引き出している。でも、どうして、フランス産のバターを使おうと?」
「風味はもちろんだけど、いちかに教わったのよ。」
「私?」


「相手の事を思う大切さをね!」


「私は、パティシエとして、もっと高みに羽ばたいてみせる。これが、私の答えよ!」


「なるほど。分かりました。あなたの思うようになさい!」


ですが、大会には、キラキラパティスリーの一員として参加してほしいと言い、シエルは受け入れます。
「ちょっと見ない間に大きくなって・・・。パルフェ!」


その頃、敵のアジトでは・・・、




今回は、これで終了です。
今回は、エンディングも劇場版告知バージョン。
曲も、いつもと異なり、タイトルは「トレビアンサンブル!!」。歌い手は、オープニング歌手の駒形友梨さんと、エンディング歌手の宮本佳那子さん。この曲は、劇場版の超短編で流れるものなんでしょうかね。
エンディングで流れた映像についての感想も、後述します。
次回:「ペコリン人間になっちゃったペコ~!」
ある日、突然、ペコリンが人間になりました。ルミエルのキラキラルの力で、人間に変身できたようです。
ペコリンは、キラキラパティスリーのお手伝いをするため、一人で買い物に出かけると言いました。心配したいちか達は、こっそり後をついていく事に。
ペコリンは無事にスーパーに着いたものの、どこかでお金の入ったポシェットを落としてしまったようで・・・。


おい、誰だよ。ペコリンの事、ハゲとかウワサしたのは。全然、そんな事ねーじゃん。(もちろん信じてませんでしたが(笑))
っていうか、デコの広さに笑っちゃうのは、私だけでしょうか。(笑)
今回も、次回予告直後には、ジャン=ピエール役の尾上松也さんが登場。今回は本編に出たものの、出番は少なかったでしたので、劇場版での活躍に期待したいですね。
ここの宣伝部分も、劇場版の映像が流れていましたが、感想は後述します。
【まとめ】
シエルがパリにいた時の店のオーナー・ソレーヌが来日し、シエルを一流のパティシエにするため、パリに連れて行こうとしましたが、シエルは、相手の事を思う大切さから、いちか達と一緒にいる道を選びました。
さて、今回のポイントは「夢」でしょうかね。
「夢」といえば、前々作「プリンセス」のテーマでもありました。「夢」は、自分が将来なりたい、実現したいものであり、夢がある事は素晴らしい事ですし、夢に向かって頑張る事は美しい事です。
しかし、夢を叶えるのは、簡単な事ではありません。多大な努力を要しますし、大切な人と別れなければならない事だってあります。このあたりは、「プリンセス」でも示されていた事です。
そして、今話では、一流のパティシエになる事を夢見ているシエルには、いちご坂はふさわしくないと、いちか達と別れる可能性がありました。パティシエに限らず、一流になりたいのなら、その本場で鍛えるのが、夢への近道でしょう。そのためには、友達との別れは、やむをえない事なのかもしれません。
ですが、今のシエルは、そうではありません。自分の悩みや苦しみを理解してくれる友達がいますし、プリキュアになる前のウィークポイント「他人に寄り添う事」がだいぶ理解できているようになっており、日々のシエルの糧になっています。
それに、他人に寄り添えられなかった事で、双子の弟・ピカリオを闇に染めさせてしまった過去もあります。また、パリにいた頃のシエルでは、ビブリーに寄り添う事もできなかったと思われ、今話では「やりたいようにやればいい」という的確なアドバイスをもらう事もなかったでしょう。
スイーツの本場で自分を鍛える事は、一流のパティシエの近道かもしれません。ですが、「夢」への道は唯一的なものではなく、いくらでもあります。友達と色んな事を学びながら、少しずつ成長していくのも、「夢」への道です。
このアニメのメイン視聴層が未就学女児である事を考えれば、それが最適解なのでしょう。
子供達は、夢のために、せっかくできた友達と離れるのは辛いでしょうし、夢を持ってるにしても、それを叶えるまでの厳しさは知らないと思います。知ってしまったら、この先長い人生を生きる気力を失わせてしまうおそれがあるでしょう。
そうならないためにも、夢に邁進するより、友達と「やりたい事をやる」のが大事なのでしょうね。そうする事で、いつか、夢を叶える事の厳しさを知ったとしても、友達がいるおかげで、それに立ち向かう覚悟を持つ事ができ、前に進めるものだと思いますね。
そんな訳で、今話も、シエルの成長が示された貴重な一話だったと思います。
ですが、今後も、シエルの成長が見られる話はやって来るでしょう。ピカリオの復活はあると思いますので、その時には成長要素があるんじゃないかと期待したいもの。
今週末から上映開始となる劇場版も含めて、今後も、シエルの成長にしっかり注目していきたいと思います。
本編の感想は、これで終わりです。
ここからは、後回しにした、劇場版告知バージョンオープニングなどの感想です。










パリへスイーツ修行に行った時の光景でしょう。ジャン=ピエールは、何事にも惑わされずに、スイーツ作りに集中する、精神力の高さを見せているのでしょうか。


途中でパルフェからキラリンに戻るかと思いきや、変身バンクがあるとは・・・。さすが、私の嫁は一味も二味も違いますね!(いいかげん「嫁」呼び自重しろ(笑))





キラキラパティスリーがパリに出店。外国でも、いちか達は頑張ります!






シエルの不調の気分転換に、パリの街中を散策といったところでしょうか。


不調のシエルをどう励ますのかも、この劇場版の見所の一つになりそうですね。



何だろう、この構図は。さっきのキュアキラリンといい、腹筋崩壊しないよう気を付けないと・・・。(笑)
劇場版は、今週末から上映開始。
上映開始日の28日に見に行こうと思っていますが、どうなるかな・・・。まあ、今月中には見ておきたいですね。
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