魔法つかいプリキュア! 第48話感想
- 2017/01/16
- 21:44

「魔法つかいプリキュア!」第48話「終わりなき混沌! デウスマストの世界!!」の感想です。
~ オープニング前 ~
前話の続きです。みらい達が自宅の玄関を出ると・・・、




『痛ーい!』
「夢じゃないモフ!」



~ Aパート ~
そんな中、地球を暗雲が覆っていました。

ジュン達3人が、まゆみ、かなと一緒なのは、近くで偶然出会い、一緒に遊ぼうという話になったため。
すぐに、壮太とゆうともやって来ました。2人ともサッカーの練習をしようとしていましたが、ジュン達と遊ぶ事を決めました。
「ねえ、何しようか?」
「ホウキで競走とか?」
「それって最高過ぎ!」
「いいね! 魔法のホウキで競走!」

直後、みらいは、魔法を使って、ネコをしゃべらせましたが、まゆみ、かな、壮太、ゆうとは、信じられないような表情をする事なく、みらいの魔法の腕を称えます。
その後、ジュンは、ヘリと競走しようと提案しましたが、そこに、高木先生がやって来ました。
「魔法は・・・、ルールを守って安全にな!」

「みんな、まるで当たり前のように、一緒にいて、魔法まで・・・。」



「うん。もうここまで押し寄せてる。混沌が・・・。」



その頃、デウスマストに吸収されたベニーギョは、オルーバを目にしました。
「混沌・・・。」





「なるほど・・・。」


「抗う者が・・・。」


しばらくして、みらい達は、魔法学校の校長の元に。魔法界とナシマホウ界がくっついたこの現状が混沌だと、報告しました。
ほとんどの人達がこの事態を自然と受け入れている中で、みらい達が影響を受けていないのは、リンクルストーンの力によるものだと、校長とリアンは分析。また、現状を自然と受け入れているのは、何か懐かしいものに守られているからかもしれないと、校長は言います。
そんな中、デウスマストサイドは・・・、
「なるほど・・・。」
「どうりで気付かぬ訳だ・・・。」
「ああ、結局ずっとそこにいた訳・・・。マザーラパーパ。」




「それでも抗うか。残る力で。」
「だが・・・、もう持つまい・・・。」


少しして、リンクルスマホンが光りました。
「聞こえる・・・。スマホンに示された声・・・。」


↓

↓





「太陽の中に押し込めた。だけど、デウスマストは戻ってきた。太陽まで飲み込んで。2つになった世界を自分のものにするために。」

「大きな力は失っても、残った心は見守ってくれていた。私達を・・・、ずっと・・・。」


「世界が、元のように戻らぬかもしれぬ・・・、と・・・。」


「こちらを魔法界。そして、こちらをナシマホウ界としよう。今、異なる2つの世界が、混沌の力で、無理やり混ぜ合わされようとしているのであれば、もし元凶を退けられたとしても、それほど強大な力から解放された時の反動は計り知れぬ・・・。」





~ Bパート ~
「生命あふれるこの地は・・・、」
「混沌に染まりし時。」


「飲まれよ・・・。我、終わりなき混沌に。」



そんな中、みらい達は・・・、
「みんな覚えてる? ずっと前みんなで見た夕日。とっても綺麗だった・・・。」




「また会える・・・。夕日が綺麗なのは、そう信じてるから・・・。」





「ここから先の運命は、私にも・・・。ですが・・・。」
「そうじゃな・・・。ワシらも、できる事をせねばな・・・。」


「この不穏な空気、皆、痛く不安を抱いている事であろう。世界は今、悪しき力に飲み込まれようとしている。」













「飲まれよ・・・。すべては混沌に・・・。」





「私達という生命が残っている限り、すべてが混沌に飲み込まれた事にならない! あなたを追い払えば、まだ世界は救える!」


『私達は! 絶対、諦めない!』




「プリキュア・・・。ラパーパの加護なき者。もはや、恐るるに足りぬ!」
「いいえ! ラパーパの意志は、私の中に!」


しかし、デウスマストを手を休める事なく攻撃してきます。そこで、リンクルステッキやフラワーエコーワンド、リンクルストーンの力を使って対処。
とはいえ、デウスマストの強大な力に、やがて押されてしまいます。
それでも、プリキュアは諦めません。
「私の力は、ラパーパから受け継いだものだけじゃない・・・。みんながくれた優しさ、そして、愛情・・・。」






「それは、ただ待ってて手に入れるものじゃないわ!」



直後、デウスマストは、地球を飲み込もうと力を強めました。

「混ざり合って・・・、」
「1つになるだなんて・・・。」
「生命の輝きは、それぞれ違う・・・。1つとして、同じものはありません!」




「私は私で、その隣に誰かがいてくれる・・・。それが何よりも素敵なの・・・。手を取り合って繋がれる誰かが!」


『私達に力をくれる!』



「リンクルストーン。それは、ラパーパが残した力。」
「すべての命への恵み。」


「彼女達の出会いが、12の光を世界に灯した。その輝ける意思を・・・。」
「思いを、今!」



「エメラルド!」
『ミトメール!』


今回は、これで終了です。
エンディングの後半部分は、前話と違うものに。海が背景の8月バージョンでした。
やはり、今月は、1回ごとに変わるんですね。そして、一番お気に入りの8月バージョンktkr!
このバージョンは、後半の出だしはプリキュア3人のアップと、夕暮れの海から感じる神秘性が良いですね。特に、「夕日」は今回のキーワードになっていたと思うと、良いものをチョイスしたと思います。(もしかしたら、朝日かもしれませんが・・・(汗))
次回:「さよなら・・・魔法つかい! 奇跡の魔法よ、もう一度!」
プリキュア達の強い思いにより、レインボーキャリッジに太陽の魔法陣が完成しました。
3人は手を繋ぎ合い、デウスマストに立ち向かいます。たとえ、デウスマストを倒した後に、ナシマホウ界と魔法界が遠く離れてしまっても・・・。
ミラクル、マジカル、フェリーチェ、モフルンが手を繋いで、思いを一つにした時、奇跡の力が起きました。それは、一体何なのか!?
今回も、次回予告直後に、次回作「キラキラ☆プリキュアアラモード」の告知がありました。今回は、主人公の変身前の姿が長く映ってましたね。

見た目が幼く活発そうなのは、みらいに似てますね。ツインテールなのも、良い可愛さを演出していると思います。



左は、モフルンとの思い出が濃い幼少時代。つまり、過去。真ん中は、リコ、ことはとも一緒で、モフルンともおしゃべりできる今。
そして、未来を示す右が、みらい1人だけしか描かれていないという事は・・・。
【まとめ】
デウスマストの力により、魔法界とナシマホウ界が強制的に1つにされ、そのまま混沌に飲まれようとされましたが、魔法つかいプリキュアがそれに抗い、レインボーキャリッジの魔法陣が完成しました。
さて、今回のポイントは、「1人1人の性格や価値観は、それぞれ違って、それぞれ良い」でしょうか。
Bパートでマジカルやフェリーチェが言っていたように、1人1人の性格や価値観は皆違っており、誰かとまったく同じなんて事はありません。
そんな私達が、ある共同体で共生していくとなったら、それは大変な事。他者と何かしらの性格や価値観が違うのですから、どこか妥協点を見つけ、譲り合いの精神を見せなければ、共同体から排除されるでしょうからね。
しかし、互いの価値観の違いは、たいてい論争が起こるもの。これが国同士の対立であれば、戦争を引き起こす事だってあります。
1人1人の性格や価値観の違いが、そういった事態を引き起こすのであれば、いっその事、その違いを排除し、絶対的な力の下で、性格や価値観を一元化するのが合理的なのかもしれません。
ですが、それで生み出されるのは、人々の反発でしょう。個々の性格や価値観が排除された結果、自由が通用しなくなってしまうのですから。
しかし、自分達を押さえつけているものに抗おうにも、その力はあまりにも強大ゆえ、1人だけでは押し返せるものではありません。そして、何もできずに、人々は絶望に陥り、共同体は埋没する。それが真の「混沌」なのでしょう。
だけど、人間は基本、利他的にできていて、思ったよりも強いもの。性格や価値観の違いから、論争を引き起こす事はありますが、たいていは、他者の性格や価値観を尊重する方向に動くものなんですよね。
そして、自分の個性は活かされたまま、互いに手を取り合い、絆を深め、その連続で、共同体を強めていく。それが、本当の意味で「1つになる」という事であり、45話でフェリーチェが言っていた「想像を超えた力」なのでしょうね。
だからこそ、1人1人の性格や価値観は、それぞれ良いのだと思いますね。
さて、みらい、リコ、ことは、モフルンの「魔法」を通じた奇跡的の出会いも、残り2話で終焉の時を迎えます。
物語中盤から多くの回で主張されてきた「ずっと一緒に」が一転して、デウスマストを倒すと同時に「別れ」となりそうな流れとなりましたが、本当にそうなってしまうのか? それとも、今後も一緒にいられる、奇跡の「魔法」が起きるのか?
あと2週間足らずで今作が終わり、みらい達と別れるのは寂しいものではありますが、だからと言って、悲観的になっていては、明日を取り戻すために必死なみらい達に失礼なもの。私も、みらい達と同じように、明日に向けて「今」を精一杯頑張り、そして、残り2話を熱く視聴していきたいと思います。
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