魔法つかいプリキュア! 第44話感想
- 2016/12/12
- 21:05

「魔法つかいプリキュア!」第44話「モフルン大奮闘! みんな子供になっちゃった!?」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日、みらい達は、買い物で楽しい気分を味わい、自宅に戻ってきました。
そんな中、前々話でチクルンからもらったハチミツを見て、チクルンの事を思い出します。
「大丈夫モフ・・・。チクルンとは、また会おうって約束したモフ! だから、モフルンは平気モフ!」
「モフルン・・・。」


その直後、みらい達の上空に暗雲が出てきました。その中には、オルーバが。
オルーバは、失われた過去を蘇らえそうと、闇の魔法を使いました。小さい闇の球体が、みらい達の元に降り、そして、強大な光を放ちました。
すぐに、光が収まりましたが、モフルンは、みらい達3人を見て驚きます。






今回は、オープニング直後の提供画像は特別バージョン。次回予告直後の提供画像も同じです。

ただ、プリティストアでは今、フェリーチェのポストカードキャンペーンやってるんですよね。その告知なのかも?
あ、そういえば、プリティストアといえば、先日、私もプリティストアに行き、感想などを語りました。興味がありましたら、こちらからどうぞ。
~ Aパート ~
どうして、みらい達は、小さくなってしまったのか? 誰かが魔法でも使ったのか? 答えは誰にも分かりません。
とりあえず、校長に報告する事に。しかし、机の上にある魔法の水晶に手が届きません。

「えーい! キュアップ・ラパパ! ホウキよ、とびなさい!」






同じ頃、校長は、かつて魔法界とナシマホウ界が1つだった事を知って、大いなる災いとはどんなものなのか、みらい達に待ち受ける運命は何なのかを気にしていました。
「様々な試練を乗り越え、あの子達は大きく成長しています。だから、きっと・・・。」


校長は、3人がこうなった理由について、色々考えます。しかし、そんな中、ことはは、外を飛んでいる鳥が気になりました。

「ねー、てもこんなにちいちゃくなってる!」
「どっちがおおきい?」
「2人とも、今はそんな事してる場合じゃないモフ!」



ちょうどその時、ことはが、鳥に近付くために、ホウキで空を飛ぼうとしていました。
ですが、魔法の実力が落ちているため、上手く空を飛ぶ事ができず、不安定飛行で家に戻ってきました。







校長。アンタ、ダメージないだろ。ホウキがぶつかったのは水晶なんだからさ。まあ、ギャグの流れを汲み取ってのリアクションでしょうから、良しとしましょう。(笑)
ことはを心配するみらい達。そこで・・・、
「いたいのいたいの、とんでけー!」


「にゃははは! はー、びっくりした!」




その後、お腹が空いたリコ。そこで、みらいは、おやつにしようと提案します。
すぐに、ことはは、魔法でおやつを出そうとしました。
「いくよー! キュアップ・ラパパ! おっきなパンケーキ、でろ!」






その様子をムホーの力で見ていたオルーバ。オルーバは、ことはの事が気になっており、さっきの魔法は、過去の事を掘り起こそうと試しに使ったものでしたが、当てが外れたようです。
スパルダは話を変えて、オルーバの手駒になりそうなヤツを捕まえてくると言いました。
一方、巨大なパンケーキを食べるみらい達ですが、すぐにお腹いっぱいになってしまい、残りはまだ沢山あります。



それどころか、パンケーキはみるみる膨らんでいます。ことはは、パンケーキの圧迫から抜け出て、魔法でパンケーキを消す事に成功しました。



その後、満腹感と、危機から脱出できた安心感からか、みらい達は眠気を感じ、そのまま昼寝に入りました。



「か、帰ってるよモフ!」
「モフ? 何か声が変じゃない?」
「ちょ、ちょっとカゼ気味で。モフ。モフ。」

「入ったらダメモフ! 移ったら大変モフ!」


その頃、校長は、ナシマホウ界に出向こうと旅支度をしていました。奪われたクシィの本も気になります。
ちょうどその時、校長の目の前に、ことはが消した巨大なパンケーキが。

「パンケーキ・・・。」

同じ頃、魔法界の海には、1匹のカメに近付くサメが。









その直後、クモの糸で捕縛されます。
少しして、魔法界の大樹の周りを飛んでいるコウモリも、クモの糸に捕まりました。いずれも、スパルダが捕まえたものです。
そして、オルーバの力で、ガメッツとバッティが復活しました。
しかし、ガメッツは、18話の勝負で最高の決闘を果たしたのだからと、生き返らせてくれた事にありがたみを感じていません。ですが、スパルダから、エメラルドのプリキュアがいると聞いて、心躍らせます。
一方、バッティは、戦う事に意欲を感じていませんでした。
「私という存在は、果たすべき使命と共にあった・・・。」


~ Bパート ~
そして、スパルダはヨクバールを召喚。

ですが、スパルダはそれで引き下がらず、痛い目に遭いたくなければプリキュアを連れてこいと言います。
しかし、モフルンの考えは変わりません。そんなモフルンを、スパルダはクモの糸で拘束します。
直後、みらい達3人が駆け付けてきました。
「来ちゃダメモフ! 今は、みんなちっちゃいし、魔法も上手く使えないモフ!」
「モフルン・・・。」



しかし、オルーバがそうはさせません。ムホーの力で、異空間に閉じ込めます。
「モフルン、ありがとう!」
「わたし、もっともーっとモフルンとあそびたい!」



「わたしたちががんばるの!」
「みんな・・・。」



3人は変身します。
『キュアップ・ラパパ!』


「フェリーチェ・ファンファン・フラワーレ!」


「2人の奇跡! キュアミラクル!」
「2人の魔法! キュアマジカル!」
「あまねく命に祝福を。キュアフェリーチェ!」




3人は、元の姿に戻りました。
そして、バトルスタート。フェリーチェはガメッツと1対1に、ミラクルとマジカルはヨクバールの相手をする事になりました。
ミラクルとマジカルは、ヨクバールと互角の戦いを繰り広げます。フェリーチェも、ガメッツに後れをとる事はありませんでした。
「あなたは、ミラクルとマジカルとの戦いに心を満たされ、あるべき姿に帰ったはず・・・。なのに、どうして!?」

しかし、ちょうどその時、オルーバがフェリーチェとガメッツを拘束しました。
「貴様・・・、我らの神聖なる戦いをジャマする気か!?」
「僕は彼女に話がある。君の都合は知らないよ。」
「何・・・?」


「君の正体を探るために、これを使ってみたけど、どうにも融通がきかなくてね。その結果が今日の騒ぎって訳さ。」

「いいじゃないか。そんな小さな事。」



ちょうどその時、ピンクトルマリンの精霊がレインボーキャリッジの中に入り、フェリーチェは、自力で拘束を解きました。

その後は、エクストリームレインボーでヨクバールを撃退。オルーバ達は撤退します。
その頃、校長は、ナシマホウ界に向かっていました。
その夜、みらい達は、今日の騒ぎを振り返り、大変だったと感じます。とはいえ、楽しくも感じていました。
「今日は、モフルンが一番頼もしかったわね!」
「うん、そうだね!」
「モフルン! ありがとう!」
「モフ・・・。照れるモフ・・・。」




少しして、夕食の時間となりました。みらいの食事は、リコやことはと違って、おかゆだけと質素なものに。


これではみらいが可哀想だと、リコとことはは、おかずを分けました。



今回は、これで終了です。
次回:「想いは時を超えて・・・! 友情のかたち!」
魔法学校の校長がナシマホウ界に来ました。
その理由は、闇の魔法の本をオルーバから取り戻すため。しかし、それ以上の詳しい事は、みらい達には話しませんでした。
魔法の水晶によれば、校長と闇の魔法の本を書いたクシィは、大の仲良しだったとの事。ですが、ある時を境目に、2人の間には距離ができてしまったそうです。その理由は?

また、校長の肩に乗っているヤモリも気になりますね。次回予告ではドクロクシー人形も映ってましたし、これは、ヤモーも復活するのかも?
【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
オルーバの闇の魔法により、幼くなったみらい達でしたが、プリキュアになった事で元に戻り、ヨクバールを撃退して、大騒ぎな1日を終えました。
いやー、幼くなったプリキュア達が無邪気に動き回るのは良いですね。心が洗われます。これは、もう、ベアード様が「このロリコンどもめ!」と多くの大友視聴者にツッコみまくって過労死してもおかしくないと思いますね。(笑)
また、プリキュア達が小さくなったと聞いて、「スマイル」38話「ハッスルなお! プリキュアがコドモニナ~ル!?」を思い出した方は多いでしょう。今話見終えて、あの回が懐かしく感じました。
ただ、「スマイル」の時と違って、妖精や敵が幼くなってなかったり、プリキュアになったら元に戻ると、物足りないところはありましたが、あと数回で最終決戦に入る事を考えると、変に遊ばせ過ぎる訳にもいかないでしょう。
前月以前にやっていれば、もっと色んな事ができたのかもしれませんが、深く考える要素はありましたし、「スマイル」の時と同じく、作画監督が河野宏之さんと、幼女を可愛く描く事に定評ある方が担当でしたので、これはこれで十分楽しめたと思っています。
そんな今回のポイントは「誰かのために頑張る姿は素晴らしい」でしょうか。
と言っても、誰かのために頑張るのは、プリキュアシリーズの基本理念。今作ももう44話という中で、これがテーマなのはどうなのか、と感じる部分もあるかと思いますが、敵側の利己的な行動が、良い対照性になっていて、深く考えるに至りました。
誰かのために一番頑張っていたのは、今話のタイトルに「モフルン大奮闘!」とあるように、モフルンだったでしょう。
モフルンは、みらい達3人と比べてひとまわり小さく、できない事は多くありますが、みらい達のために頑張りたい気持ちは十分過ぎるほどあり、その気持ちが実を結んでいる事も多くあります。11話でトパーズのリンクルストーンをガメッツから守ったり、24話でことはの部屋作りの良いアイディアを考えたのは、その例でしょう。
それに、チクルンの変化について、モフルンが最も活躍していた事も忘れてはなりません。そういった出来事の数々が、モフルンに自信と成長をもたらしたのでしょう。
そして、今回、みらい達3人の窮地に、自分がしっかりしなければと迷わず行動できたのだと思いますね。24話では自分の無力さに落ち込んでいたと思うと、本当にモフルンは成長したと思います。
ですが、キュアモフルンには変身せず。話の流れ的には、プリキュアになってもおかしくない気配でしたが、劇場版のとっておきのネタゆえ、変身はさせなかったのでしょう。
とはいえ、最終決戦でキュアモフルンになる可能性はあるんじゃないかと思いますね。「フレッシュ」のキュアエンジェルや、「スイート」のクレッシェンドプリキュアもそうでしたし、これら2作とは、オープニングが途中からアレンジものに変わっている共通要素もありますので、かなり期待しています。
まあ、TV本編にキュアモフルンが登場してもしなくても、モフルンの活躍に今後も目が離せないですね。
そんなモフルンの気持ちを受けて、みらい達も、幼い姿ながら、敵に立ち向かったのも良かったです。互いのために頑張る気持ちを伝え合うのは、本当に素晴らしいと思います。
それに、ラストでも、夕食のおかずを分け合ったのは良い描写でしたね。皆で幸せを分け合おうって感じがして。
夕食後、みらい達は、自分達が幼くなった姿を家族に見られないよう気遣ってくれた事に、モフルンに感謝してたんじゃないかと思え、夢が膨らみますね。
その一方で、敵側は、利己的な姿が多く描かれており、プリキュア側の利他的行動を素晴らしく感じさせる、良い役目を果たしていたと思います。
まずは、スパルダについて、プリキュアへの復讐心から、かつての仲間を復活させたのは身勝手だったと思いますね。一度散った16話では、ドクロクシーへの忠誠心を感じさせるものはありましたが、復活してからは、まったくそうは感じられず、復活させたガメッツもスパルダも戦闘意欲はなかったと思うと、その気持ちは汲み取っても良かったでしょう。まあ、小さい動物の姿に戻ってしゃべれないのでは、気持ちを汲み取るも何もあったものではありませんが。
そして、極めつけはオルーバだったでしょう。他者を巻き添えにしてまで、闇の魔法でフェリーチェに過去を掘り起こそうとしたり、バトルシーンの拘束についても、味方であるはずのガメッツを巻き込み、しかも、その事を悪びれないのは、危険な感じがします。
前々話でも、シャーキンスが倒された事に、これといって何も感じなかったのも、不気味さを助長させたでしょう。コイツは、自分の探求欲が満たせれば他はどうなろうと知ったこっちゃないと思え、悪役らしい悪役だとますます感じてきました。
しかし、敵側のすべてが利己的だったかといえば、そういう訳でもなく、ドクロクシーへの忠誠心が今も変わっていないバッティには、感銘を受けました。前半の名セリフでコイツのセリフをチョイスした甲斐があります。
29話のふざけっぷりには株が下がりましたが(笑)、20話で感じたカッコ良さがまたどこかで見られそうですごく楽しみになってきました。
復活後に、ドクロクシーへの忠誠心を語っていたとなると、今後、クシィのために行動し、そして、プリキュアをフォローする局面がありそう? 次回予告やエンドカードでも、そう感じさせるところがありますし。20話ではあっけない散り様だっただけに、期待したいものです。
さて、今年のプリキュア放映回数は、残り2回。年が明けたら最終決戦が始まるでしょう。あと少しで今作が終わると思うと、寂しさを感じるものです。
しかし、だからこそ、目の前の1話をこれまで以上に集中していきたいもの。ここ最近の寒さに負けないくらい、プリキュアや敵の動向に熱く注目していきたいと思います。
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