魔法つかいプリキュア! 第37話感想
- 2016/10/17
- 21:20

「魔法つかいプリキュア!」第37話「魔法が決め手? 冷凍みかんのレシピ!」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある夜、みらい達は楽しく宿題中。モフルンは、チクルンと一緒に絵本を読んでいました。
そんな中、魔法学校の教頭先生が、魔法の水晶を通じて、みらい達に声をかけてきました。校長がまた何も告げずにどこかに行ったようです。
今回も、オープニング、および、オープニング直後は、劇場告知バージョンでした。
今回は、特筆する事がありませんので、ここにキャプチャー画像を載せます。





~ Aパート ~
その後、魔法界に向かったみらい達。魔法の水晶を通じて、校長に呼びかけますが、反応がありません。
校長は、19話で突然いなくなって、1人でドクロクシーのアジトに行っていた事があるだけに、リコは、命の危機に晒されているのでは、と不安を感じます。
そんな中、車内販売のエスカーゴが来ました。しかし、冷凍ミカンは売り切れだそうです。
チクルンは、冷凍ミカンを食べた事がないそうです。みらいとモフルンが、冷凍ミカンの美味しさを語ると、チクルンは、食べてみたいと表情が緩みます。

しばらくして、みらい達は、常夏の島「ぬっくい島」に来ました。その中で、最も陽当たりがいいのが「太陽の丘」だそうです。
少しして、みらい達は、校長の帽子を発見。帽子を取ると、中には、魔法の水晶が。
「強い陽射しにまいってしまって、校長に帽子を借りているんですわ。」
「はあ?」

うーん・・・、ますます訳が分からない存在ですね、この水晶は。まあ、じっくり理解したいとも思いませんが。(笑)
その直後、校長がやって来ました。校長は、冷凍ミカンの材料となるピーカンみかんの収穫に来ていたとの事。
27話でも語られていたように、ここのところ、ピーカンみかんの育ちが悪く、校長は心配で見に来ていたそうです。そのついでに収穫の手伝いをしているとの事です。
直後、校長は、チクルンに目をつけました。チクルンは、妖精の里から来たと言うと、校長は、妖精の女王は元気かと返しました。
とはいえ、妖精の里は、妖精以外は入れないそうで、どこにあるのかも謎です。しかし、妖精の女王が魔法界に来た事があるそうで、その時に会ったとの事です。
ピーカンみかんを収穫した後は、5話で来た「ひゃっこい島」へ。冷凍ミカンは、ピーカンみかんをアイスドラゴンの溜息で凍らせて作られるもので、そのアイスドラゴンが生息しているのが、このひゃっこい島です。
少しして、アイスドラゴンが目の前に。アイスドラゴンは、みらい達と比べると圧倒的な背丈ですが、気は優しいです。

校長がそう説明すると、アイスドラゴンは口を開けました。

どうやら、陽の光が足りず、しっかり育っていなかったようです。思えば、28話でも、ドンドン花がしおれていました。
これらは、何かが起こる前触れなのか?
同じ頃、チクルンは、リンクルストーンがプリキュアの重要アイテムになっていると、オルーバ達に報告していました。
とはいえ、シャーキンスとベニーギョは、プリキュアの事を探ったって埒が明かないと、さっさと叩き潰そうと考えています。しかし、オルーバは、プリキュアの力は、かつて自分達を封じ込めた力と関係があるんじゃないかと考えていました。
少しして、校長は教頭に、自分の無事を報告していました。教頭によると、魔法学校のお祭りが明日あるとか。
その直後、チクルンが戻ってきました。みらいは、冷凍ミカンを作ろうと言います。
幸い、アイスドラゴンは沢山います。これだけいれば、溜息を吐いてくれるのがいるかもしれません。
その後、ことははアイスドラゴンに、ピーカンみかんの良さを伝えていました。いい感じにアイスドラゴンに受けています。





「あ・・・。つい。」

続いて、リコは魔法で、近くにある氷を溶かします。そして、立て続けに、水をお湯にしようとしていました。風呂にしようというものです。
「疲れは自然と溜息が出る。はー・・・、極楽極楽。」

校長は良案だと、自ら、魔法で水をお湯に変えました。
その直後、アイスドラゴンが釣られて、お湯に入りました。しかし、思った以上に熱かった模様。
しかし、口を開きました。



続いて、みらいはホウキに乗って、空を飛びました。そして、アイスドラゴンの前に出て、アイスドラゴンがみらいを追う格好にしました。
すると、アイスドラゴンは、息が上がります。

「何でそこまですんだ? 冷凍ミカンって、そんなにうめーのか?」
「ただ美味しいだけじゃないモフ! 」


すると、アイスドラゴンの息で、ピーカンみかんを凍らせる事に成功しました。

放り投げられたミカンは、ベニーギョの口の中に。

~ Bパート ~
みらいは、もう一度同じようにして、冷凍ミカンを作ろうとしますが、ホウキを持つ手がかじかんでいました。

同じ頃、ベニーギョはドンヨクバールを召喚。

リコは変身できないために、フェリーチェは1人で戦う事に。
遠くでフェリーチェが戦っている事を知ったみらいは、リコの元に行こうとします。ですが、手がかじかんでいていては、ホウキで空を飛ぶ事ができず、歩いていくしかありません。
少しして、フェリーチェは、ドンヨクバールの攻撃で足元を固められてしまいました。


絶体絶命の状況に陥ったリコ達。しかし、その時、アイスドラゴンが間に入ってきました。しかも、アイスドラゴンの背には、みらい達が。


フェリーチェの足元の氷も解けて、3対1に。しかし、ドンヨクバールの攻撃の激しさに押されます。
ですが、アイスドラゴンが加勢。アイスドラゴンの強力な息で、ドンヨクバールの攻撃を妨害しました。
これに気に食わないベニーギョは、竜巻を出して、アイスドラゴンを吹き飛ばします。これを見たフェリーチェは、ピンクトルマリンのリンクルストーンとフラワーエコーワンドの力で、バリアをクッション代わりに。



一方、モフルンは、ダメージを受けたミラクルとマジカルを心配します。
「大丈夫・・・。今日一日頑張ったのは、美味しい冷凍ミカンをみんなで食べるため・・・。」



「お前ら・・・。」



最後は、エクストリームレインボーで撃退。
その後、ことはは、アイスドラゴンが自分達を助けてくれた事にお礼を言いました。アイスドラゴンは、ことはを見て、さっき自分を助けてくれたフェリーチェと同一人物だと感じ、溜息を吐きました。
魔法の水晶によると、恋の溜息だとか。さっきの緩んだ表情は、フェリーチェに恋した事によるものでした。

チクルンは一口食べると、美味しいと感動。
「冷たいが、心が温まるぜ・・・。」

「うまし!」

「本当にありがとう、ドラゴンさん!」




あ、もちろん、「いつから、お前のはーちゃんになったんだよ」「むしろ、お前の方が、自重すべきだろ」「お前は、アイスドラゴンの息で凍っちゃうのがお似合いだよ」などといったツッコミは受け入れる覚悟でいます。(笑)
今回は、これで終了です。
次回:「甘い? 甘くない? 魔法のかぼちゃ祭り!」
魔法界でお祭りが行われました。街中にお菓子があふれ、みらい、ことは、モフルンは楽しい気分ですが、リコだけは、そんなに甘いお祭りではないと気合いが入っています。
少しして、ステージにあったカボチャのモニュメントに翼が生えて、飛び立ちました。これは、「カボチャドリ」という1年に1度だけ現れる鳥。
すると、会場の皆が、魔法のホウキに乗って一斉にカボチャドリを追いかけました。リコも、やる気十分です。
このお祭りは、一体どんなものなのか?
また、次回は、AKB48の渡辺麻友が出演。しかも、本人役での登場です!

彼女は、劇場版のテーマソング「正しい魔法の使い方」の歌い手。3か月くらい前にそれを知っただけでも驚いたのに、まさかTV本編にも出るとか、ワクワクもん過ぎるぜ!
いやー、随分思い切った事しますね、スタッフ様は。
そういえば、彼女は、「ハピネスチャージ」のオープニング歌手を務めた仲谷明香さんとは、アニメ好きなところで仲が良かったとの事ですし、また、リコ役の堀江由衣さんがきっかけで芸能界入りを決めたらしいですので、それを考慮しての起用でしょうかね。
AKBの有名人がプリキュアに出るとなれば、超絶楽しみで仕方ありません! 次回は、全裸待機確定ですな!(笑)
次回予告直後は劇場告知動画でしたが、内容は前回とほぼ同じでしたので、画像はキャプチャーしませんでした。

何という事だ・・・。まゆゆ可愛過ぎる・・・。信じられるか? これで、現在22歳なんだぜ・・・。(歳の話はすんな(笑))
っていうか、シャーキンス。お前、ジャマ。まゆゆの可愛さを堪能しようにも、コイツに目が行ったら、変な笑いが出てきちゃって困ります。(笑)
【まとめ】
魔法学校からいなくなった校長を探しに魔法界に来たみらい達は、ぬっくい島で、ピーカンみかんの収穫を手伝っている校長を見つけ、まだ冷凍ミカンを食べた事のないチクルンのために冷凍ミカンを作りました。
今回のテーマは「『伝説』よりも大切な『日常』」でしょうかね。
と言っても、これは、21話感想でもポイントとして挙げていたもの。これらの回に限らず、ありふれた日常の大切さを描いているところは多くあったでしょう。
ですが、今回は、4話から9話までの一連の補習回を思わせる子供受けしやすいアイディアや、様々な回でキーアイテムとなっている冷凍ミカンを主体に描いた事で、今作らしさにあふれた秀逸な話だったと感じています。
今回の話は、ストーリーの根幹に関わっておらず、特になくても問題ない回だったでしょう。新たな敵、プリキュアの新技、敵の退場はなかったどころか、リンクルストーンの精霊がレインボーキャリッジに入っていくシーンすらなかった訳ですし。
そして、今回みらい達が主張していたのは、冷凍ミカンを作る事。ムホーの連中からすれば、下らない事であり、「伝説」の存在として扱われているプリキュアがそんな事を声高々に言うのは、おかしな話だと思うところもあるでしょう。
でも、みらい達にとっては、そうじゃないんですよね。それは、みらい達が「今」を大切にすべき年頃だからというのもありますが、みらい、リコ、ことは、モフルンの出会いが奇跡的なものだからというのが大きいでしょう。
この4者は、「魔法」を通じて出会った子達。さらに、「魔法」は私達の世界には存在していない概念であるために、4人の出会いは、奇跡的で素晴らしいものと言えるでしょう。
それだけに、ずっと一緒にいたいと思うのは、当然の話だと思います。それでも、いつか「別れ」は訪れますが、その時に明るい気持ちで今後を歩んでいけるためにも、悔いのない楽しい「今」を過ごす事は大切でしょう。
だからこそ、他愛のない日常に全力を傾けたって良いと思うんですよね。様々な魔法を使って、まだ冷凍をミカンを食べた事のない新たな友達・チクルンのために、冷凍ミカンを作ろうと奔走した姿は、決してバカにはできないでしょう。
今回、リンクルストーンの精霊を出さなかったのも、ストーリーは全然進まなかった一方で「『伝説』よりも大切な『日常』」を深く考えさせてくれたと思うと、正解だったと感じています。
あと、冷凍ミカンの重要度はすごいですね。初めて出た2話では、ちょっとした要素でしかなかったのが、多くの回で、話の盛り上げに一役買っているのですし。
ここまで目立つと、もしかしたら、最終決戦でも、プリキュアを勝利に導くキーアイテムになるのかも? 最終決戦までまだ2か月以上と気が早いですが、楽しみですね。
今後も、みらい達は、他愛のない日常にどう全力を尽くし、そして、明るい「未来」を築いていくのか、今後も注目したいと思います。
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