魔法つかいプリキュア! 第32話感想
- 2016/09/12
- 22:36

「魔法つかいプリキュア!」第32話「ワクワクいっぱい! はーちゃんの学校生活!」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある夜、みらいとリコは、前話入手した新たなリンクルストーン「アレキサンドライト」などについて、校長に報告していました。
そんな中、ことはは、津成木第一中学校の制服を着ていました。
「明日からついに学校だもん! 待ちきれなくて! 似合う? 似合う?」

~ Aパート ~
そして、その翌朝、みらい達は学校に登校。ことはは、初めての学校生活が楽しみでたまらなく、始業約2時間前に学校に到着しました。
しかし、先に学校に来ていた生徒達もいます。

ことはは、ランニングをしている彼らの後をついていってました。少しして、ことはは、多くのサッカー部部員が朝練に励んでいるのを目にします。

壮太は現在、サッカー部の部長で、練習は厳しい模様。一緒に練習をしたくない部員もおり、チームは上手くまとまっていないようです。
そんな現状を知らないみらい達は、壮太にあいさつ。また、壮太の近くには、前話ラストで出てきた精霊達の姿が。

しばらくして、2学期の始業式が終わり、みらい達は教室に戻ろうとしていました。その途中、「お魚の妖精のダンス」と題した絵を目にしました。

そんな中、壮太がみらい達の前を通り、みらいは、ことはを紹介。その直後・・・、
「妖精は本当にいるわ! あと、魔法使いも!」


「えっと・・・。」


『ないないない! 何もいないよ!』

『違う違う違う!』
「違うって事は、何かいるのね!」





ダメだ・・・。かなを見たら、もう、笑いしか出てこねぇ・・・。(笑)
なんか、この子がプリキュアになる事はなさそうな気がしてきたわ。もし、この子がメインの話が出るようになったら、29話以上の爆笑回になりそうで、少しばかり楽しみです。(笑)
少しして、みらい達のクラスには、ことはが新入生として迎えられました。ことはの明るい自己紹介に、教室は楽しく盛り上がります。
そんな中、壮太は、暗い気分。ことはは、そんな壮太が気になります。
その後、ことはは楽しく授業に臨んでいました。








少しして、今日の授業は終わり。ことはにとって楽しい授業だっただけに、これで終わりなのは残念に感じていますが、明日も楽しみだと前を向いています。
そう話している中、壮太が一足先に教室を出ました。部活をやるためです。その直後・・・、
「朝日奈さん! 十六夜さん! 今から妖精を探しに行きましょう!」


その後、ことはは、部活をやりたいと、壮太の元に来ていました。壮太は、OKを出しました。
ですが、他の部員は来ていません。部長になったのに、チームを上手くまとめられず、壮太は悩んでいます。
そこで、ことはは、校舎の屋上に行き、サッカー部が1つにまとまるような魔法を使いました。すると、竜巻のようなものが出てきて、壮太を巻き込みました。


そこに、ことはがドリブルをしながら、やって来ました。壮太は相手し、あっさりとボールを奪いました。








「サッカーは色んな事ができるから、ワクワクだよね!」
「そうだな!」

「そうか?」
「だって、さっきの壮太君みたいな、ワクワクなプレイがいーっぱい見られるんでしょ! 部長さんがみんなをワクワクさせたら、みんなもきっと、ワクワクのプレイをしてくれるよね!」



「しんじ・・・。」
「そのためには、やっぱ、一緒に練習しないとな!」


「チーム練習やろうぜ!」
「頼むぜ、部長!」



同じ頃、前話でラブーが倒されたのを感じたシャーキンスは、プリキュアを排除しようと、身体の封印を解きました。
「随分長かった・・・。久しぶりの世界だ。待っていろ、プリキュア。」

~ Bパート ~
翌日、みらい達は、壮太達サッカー部を応援しに、試合会場に来ました。ですが、壮太達はまだ来ていません。
少しして、ゴールネットとコーンがひとりでに浮きました。これは、シャーキンスがムホーの力で浮かしたもの。




バトルが始まって、ドンヨクバールは弾丸を発射。ミラクルはハンマーで叩きますが、これはただの弾丸ではなく、ネットに変化するもの。





これは、フェリーチェが横からボールをシュート。ドンヨクバールは、突進を止め、ボールを弾きました。
ドンヨクバールにダメージは与えていないものの、ミラクルの捕縛を解く事に成功。フェリーチェは、さっきのシュートでボールを止めに行ったのは、ゴールを決められたくない習性があると察しました。
そこで、フェリーチェは、ミラクルとマジカルに、ゴールの隅を狙ってシュートするよう指示。その隙をフェリーチェが突く作戦です。
という事で、作戦スタート。

まずは、ミラクルとマジカルがゴールの隅を狙ってシュート。
↓

これは、ドンヨクバールに防がれますが、真ん中がガラ空きに。
↓

↓

・・・といきたいところですが、ドンヨクバールの角がミサイルとなって、フェリーチェを襲います。
↓

↓

↓


身体をターンして、ミサイルを回避。ボールもしっかりキープ。
↓

↓

この有様に、シャーキンスは、下らない球遊びに付き合うなと、冷たく指示。
「下らなくなんてありません! サッカー部のみんなは今日のために、悩み、苦しみ、努力してきました。その人の気持ちは尊いものです。」
「壮太は、ずっとサッカーが大好きだった。だから、今日は、特別な日!」
「それをあなたに壊させはしないわ!」


その後、サッカー部の試合が行われました。







試合が終わった後、壮太は、応援しに来たみらい達に感謝。結果は引き分けでしたが、みらい達は、楽しい試合だったと称賛しました。
「それは、はーちゃんのおかげだよ。」
『はーちゃん?』
「って言いました?」


『壮太!?』


その直後、壮太は、チームメイト達に呼ばれて、みらい達と別れました。
また、例の精霊の1体が、レインボーキャリッジの中に入りました。



「壮太が、はーちゃんのおかげだって言ってたけど、何かしてあげたの?」
「部活で一緒に練習したの! そうしたら、私がワクワクになって、壮太もワクワクになって、みーんなワクワクになったの!」



「どうやら壮太君にも、『幸せの妖精』が訪れたようね。」



今回は、これで終了です。
次回:「すれ違う想い! 父と娘のビミョ~?な1日!」
リコの父・リアンがナシマホウ界にやって来ました。彼は、考古学者として、世界中を飛び回っており、リコとは久しぶりの対面となります。
ですが、リアンは、リンクルストーンなどを調べる事に夢中で、リコの事はそっちのけ。リコは寂しく感じます。
そこに、みらいの父・大吉がやって来て、リアンに話しかけました。リアンは、ずっとリコと離れていたため、リコに何を話していいのか分からないようで・・・。

【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
ことはは、津成木第一中学校での学校生活初日を楽しく過ごし、また、壮太と一緒にサッカー部で練習した事で、サッカー部の皆がワクワクなサッカーをしたいと、1つにまとまりました。
という事で、今回のテーマは「ワクワク」でしょう。
サッカーに限らず、スポーツは、同じ土俵で競う相手がいて成立するもの。負ければ悔しさを感じる一方、勝てば楽しく感じるものです。そのため、人は、勝つ事を目指して、技能向上を測ったり、トレーニングを積んだりなどして、練習をする事が当たり前になっています。
しかし、勝つ事に追求し過ぎると、「楽しさ」が置き去りになってしまい、他者と衝突が起きてしまうでしょう。目指すべきプレイスタイルの違いから論争になったり、練習メニューの過酷さについていけないと感じたりなど。
壮太についても、そうだったでしょう。サッカー部の部長になって、他のチームには負けない立派なチームを作りたいと責任を持って臨んだものの、その責任感が強過ぎた事から、勝つ事を第一と考え、厳しい練習を他の部員に課し、その結果、他の部員との不和が生じてしまったのだと思いますね。
確かに、勝つ事は大事ですが、それ以前に、スポーツを楽しめていなければ意味がありません。
チームメンバーの勝つ事への執着度は多種多様ではありますが、しかし、そのスポーツが好きだという気持ちは共通しており、そこに楽しむ余地があるでしょう。
スポーツチームに入る際、多くの人達は、そのスポーツが好きな人と会えるという「ワクワク」を持っていた事でしょう。それを忘れなければ、たとえ練習が辛くても、なかなか勝てなくても、楽しく前を進めるものだと思います。簡単に言えば、「初心忘れるべからず」ってやつですね。
と言っても、プロの世界では、そんな甘言は通用しないでしょう。
しかし、このアニメの主役は子供達。子供達のほとんどは、プロの世界に入っておらず、勝利至上主義を掲げる必要なんざありません。
むしろ、毒になるでしょう。小さい頃から、勝つためなら何をやってもいい、と植え付けてしまうと、汚い大人に成長してしまうおそれがありますし。
子供達にとっては、勝つ事よりも、友達と仲良くスポーツを楽しむ「ワクワク」感が大切なのだと思いますね。
また、振り返ってみれば、今回も、15話同様、はーちゃん祭りな回だったと思いました。
と言っても、15話は、妖精期のはーちゃんの様々な外見の可愛さが目立っただけでしたが、今回は、元々の可愛さに加え、人間態になった事により芽生えたこの子らしさが際立っていたと思い、今回の方が見応えがあったと感じています。
「人間態になった事により芽生えたこの子らしさ」というのは、まずは、初めての学校生活をずっとワクワクしながら送っていた事ですね。
はーちゃんは人間になっても、はーちゃん。これは、23話で強調されていた事であり、みらいやリコと同じ背丈になっても、精神的にはかなり幼いままです。
しかし、だからこそ、未知のものには興味津々であり、初めての学校生活にずっとワクワクしていたのは当然と言えるでしょう。妖精期の時にもその気持ちはあったでしょうけど、授業を受けたくても受けれなかっただけに、今回初めての学校生活を目一杯楽しんでいた姿には、この子本来の子供らしさが大いに感じられ、癒されましたね。
「人間態になった事により芽生えたこの子らしさ」の2つ目は、23話で校長が言っていた「素直な言(こと)の葉は人の心を動かす」。これは、壮太が立ち直り、サッカー部が1つにまとまる事に繋がったでしょう。
ことははサッカーをする事にもワクワクを感じており、自分よりも上手いプレイをする壮太にワクワクを感じていました。
そして、その想いをしっかり言葉に伝えていた事で、壮太は、自分のプレイが評価されていると自信になった事でしょう。そして、いい感じに力が抜けて、勝つ事よりも、皆と一緒にワクワクしながらサッカーを楽しもうと思うようになったと思いますね。
自分の感じた事を素直に言葉にしていたのも、この子らしくて良かったな、と思いました。
そして、極めつけは、終始、前話のバトルシーンで感じていた「悩みなんか忘れるくらい、みんなと一緒にいると楽しい・・・。過去の事は分からないけど、いつまでもみんなと一緒に笑顔でいたい!」という想いが感じられた事ですね。
やっぱり、ことはは、多くの人達と気さくに付き合って、楽しく過ごして、笑っているのが良いですよね。今回も、人間態になって初めて見るクラスメイトやサッカー部部員など、多くの人達と一緒にいれて、すごく幸せだったろうな、と感じました。
ことはは、自分自身についてまだ分からない事があり、もしかしたら、その過去は悲惨なものであり、過酷な運命が待ち受けているのかもしれません。
しかし、たとえそうだとしても、これからも「ワクワク」を忘れずに多くの人達と出会って、常に笑顔を絶やさず、幸せな日々を過ごしてほしいですね。そんなことはらしさが、過酷な運命を断ち切る手段になるでしょうから。
今後も、ことはがどれだけ多くの笑顔を見せて、私達にとって「幸せの妖精」であり続けるのか、大いに注目したいと思います。
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