ひろがるスカイ!プリキュア 第22話感想
- 2023/07/05
- 00:00
今話の名セリフ:「前に進む足が止まりそうになっても、隣にましろさんがいて、背中を押してくれる・・・。」
「ひろがるスカイ!プリキュア」第22話「バッタモンダー最後の秘策!」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日、ソラ達の元に、青の護衛隊からの現状報告がありました。
国王、王妃は、いまだ眠ったままです。民も兵も希望は捨ててはいませんが、心配は膨らむばかり。
そんな中、ベリィベリーは、護衛隊隊長・シャララについて報告したい事があるようです。
~ Aパート ~
ある夜、スカイランド国民が街中を歩いていたところ、シャララと同じ青いマント姿の女性を見かけたとの事。それは、1人2人ではなく、沢山の人達が目撃したようです。
しかし、情報は、目撃した事だけ。シャララに似た女性を見かけても、煙のように消えたという報告ばかりです。
「本当なのか嘘なのか、ここで話していても始まらないと思います。引き続き捜索を続けて、何か情報があったら、また教えて下さい。」


「どんな小さな事でもいいので・・・。待ってます、ベリィベリーさん!」
「了解だ!」

それからしばらくして・・・、

「何してるの?」
「うわわ! うわっ!」



「これって・・・。」
「はい、そうです。シャララ隊長が、私あてに残してくれたメモです。」


「立ち止まるな、ヒーローガール。それを、この手帳に書き写そうと思って・・・。」
「そっか・・・。邪魔しちゃって、ごめんね・・・。」

「でもさ、何でもかんでも手帳に書いてるソラちゃんが、隊長さんの大事な言葉をまだ書き写してなかったなんて、意外だよ!」

「何でもかんでもって訳じゃ・・・。」
「えー? でもさ、この間も・・・。」

〈毎週火曜日は、お肉半額の日!〉

「あれは、なかった事にして下さい!」

「この手帳に書いた事は、絶対に守らなきゃいけない・・・。そういうつもりで書いてます・・・。」


「立ち止まるな、ヒーローガール・・・。絶対に守れるって自信、ずっとなくて・・・。」

「シャララ隊長の身に、もしもの事があったら、それでも私は前に進めるのでしょうか? ヒーローでいられるのでしょうか?」
「ソラちゃん・・・。」



「さっきは、ありがとうございました!」
「え?」

「前に進む足が止まりそうになっても、隣にましろさんがいて、背中を押してくれる・・・。」


「私、今日なら書けそうな気がして! シャララ隊長の言葉を、この大切な手帳に・・・。」


「立ち止まるな、ヒーローガール・・・。」
「ひーよー!」

「はい! 絶対ヒーローになるぞ!」
「あい! ひーよー!」


「なるぞー!」
「おー!」

〈きっと、なれるよ・・・。〉

それからしばらくして、夕方となり、ソラ達は買い物から帰るところでした。
その途中・・・、






「ソラちゃん?」
「シャララ隊長!」
















「シャララ隊長!」


「無事だったんですね!」










「手品さ。アンダーグエナジーで、ちょいちょいっと作った幻だよ。」


「本物だったら今頃、君は真っ二つだったよ?」

「どうして? 何で、こんな意地悪するですか! 何が楽しいんですか!?」
「楽しいよ・・・。マジ楽しい・・・。」



「私の何の恨みが・・・。」
「あるね! 大ありだ!」

「動くな! そこからエルちゃんに1ミリでも近付いたら、絶対に許さない!」






「バッタモンモン・・・。」


「憎い・・・。この胸が憎しみで張り裂けそうだ・・・。」


「強くて優しいこの俺に、こんなにもどす黒い憎しみを植え付けた責任、きっちり取ってもらうぞ!」

「身勝手な!」
「フフフフ・・・。」




「ヒーローの出番です!」

アイキャッチが変わりました。







いやー、随分賑やかなアイキャッチで癒されますね。これは、Aパートがどんな展開で終わろうと、Bパートへの視聴意欲が上がります。
そして、このアイキャッチを見て、来世はツバサ君になりたい気持ちがまた高まりました。このツバサ君のように、ちょっとカッコつけてみたいですよ、ええ。(笑)
~ Bパート ~
そして、ソラはプリキュアに変身。ランボーグと戦います。

「ランボーグの陰にこそこそ隠れて! それで、あなたのつまらないプライドは満たされるんですか!?」

ですが、バッタモンダーは、ソラの言葉を無視して、ランボーグに攻撃を指示。
ランボーグの剣撃は、かなり強力。しかし、当たらなければ問題なし。素早い動きでランボーグの懐に入り、パンチでダメージを与えます。
「バッタモンダー!」


「お楽しみは、これからだよ・・・。」



「これは・・・、マント?」






「まさか・・・。」
「そう! そのまさかだよ!」





「君の大切なシャララ隊長にアンダーグエナジーを注ぎ込んだんだ。」


「君、酷い事するよね? ランボーグへの攻撃は、全部隊長へのダメージになるっていうのに。」

「ランボーグ、いや、シャララボーグ、いけ!」















その直後、プリズム、ウィング、バタフライ、エルがやって来て、ランボーグの追撃を阻止しました。
気絶したスカイはウィングが救出。その後、バタフライが、ミックスパレットの力で、スカイの傷を回復させました。
「大丈夫ですか? スカイ・・・。」






「駄目! やめてー!」


「撃たないで!」
「え?」


「隊長なんです! あれは・・・。シャララ隊長なんです!」

「アンダーグエナジーのせいで、シャララ隊長がランボーグに・・・。」



「そんな・・・。嘘・・・。」



「助けて・・・。ましろさん・・・。」



このランボーグがシャララとなると、攻撃する訳にはいきません。
しかし、元凶はアンダーグエナジー。となれば、それを浄化すればいい話です。
バタフライは、その後のランボーグの攻撃に押されるものの、ウィングが救出。反撃に出ます。
という事で、タイタニックレインボーを放とうとしますが・・・、


〈何かがおかしい・・・。でも、何が?〉




「だめー!」




「ちぇっ・・・。バレちゃったか・・・。」

「どういう事?」
「こういう事さ・・・。」


「バッタモンモン・・・」



「ウオー! キュアスカイ! 許さねぇ・・・。この屈辱は絶対に・・・!」




「このままだと、お前は終わりだ。だが・・・。」

「カモン、アンダーグエナジー。」


「アンダーグエナジーが、お前の傷を塞ぐ。失われた血の代わりとなり、お前を生かす力となる。ナハハハハ!」




「シャララ隊長は、アンダーグエナジーによって生かされている。それを浄化してしまったら、どうなるだろうねえ?」


「そう! 君達ご自慢のタイタニックレインボーも、アップドラフト・シャイニングも、隊長にとどめをさす、やべぇ技に過ぎないって事。」





「アハハハハ! ハハハハハ!」

「本当は、君達に隊長の始末をさせるつもりだったんだ。それは最高の絶望になるだろうからね・・・。」


「でも、いいや。好きな方を選べよ・・・。」

「隊長を倒すか、隊長に倒されるか・・・。フフフ・・・。」





「これからってところで・・・。人間にアンダーグエナジーを注ぐのは、そもそも無理があるんだよなあ・・・。」


その直後、ウィングとバタフライが、バッタモンダーに向かって攻撃しましたが、バッタモンダーはランボーグと共に撤退しました。
「フフ・・・。何度でも何度でも遊びに行くよ・・・。君達の心がズタズタになるまで・・・。ハハハハハ・・・。」



少しして・・・、
「隊長さんを助ける方法、きっとあるよ・・・。ね?」
「どんな方法があるっていうんですか・・・。」


「そうだ、パレット! ミックスパレットを使えば、何とかなるかもしれない!」

「アンダーグエナジーを浄化して、その後、すかさず回復の技を使う。それなら救えるかも・・・。」
「駄目だったら、シャララ隊長はどうなるんですか!?」


「え・・・。そ、それは・・・。」
「ソラさん! 信じてやるしかありませんよ! ヒーローは、諦めたらそこで・・・。」
「やめて下さい! ヒーローなんて・・・。」


「私、もう・・・、戦いたくない!」


「ミラージュペンが!」




今回は、これで終了です。
エンディングも変わりました。このタイミングで変わるのは、どうなんでしょうね・・・。本編は暗く終わったのに。
まあ、2023年後半最初の「プリキュア」という事で、キリはいいですが。
タイトルは「Dear Shine Sky」。歌い手は、前のエンディングを担当していた吉武千楓さん。
CGダンスは今回もあり。今回も、振付は、CRE8BOYが担当しています。
夜空の中でのダンスシーンが多いからか、前のエンディングと比べると、落ち着いた曲調に感じますね。これも、聞き応えがあると思います。
また、ミラーパッドに変身シーンが映るシーンは、今回もあります。


次回以降も、過去作プリキュアの登場をじっくり待つとしましょう。
次回:「砕けた夢と、よみがえる力」
心が折れてしまったソラは、スカイランドに戻り、家族と再会。
一方、ソラシド市には、再びシャララを取り込んだランボーグが現れました。ソラがいない中、ましろ達は3人でランボーグに立ち向かう事に。
【まとめ】
バッタモンダー・・・。お前、どこまで汚いヤツなんだよ・・・。
今話の感想を簡単に述べると、こんな感じですね。シャララがランボーグにされた事とか、ソラが心折れた事とか、思うところは色々あるものの、バッタモンダーの卑劣さが一番目につきましたね。
ソラが変身直後に「ランボーグの陰にこそこそ隠れて! それで、あなたのつまらないプライドは満たされるんですか!?」と言ってましたけど、ホント、それよ。バッタモンダー、お前、正々堂々戦う気あるのかよ!
まあ、ないから、こんな卑劣な手を使ってまで他人を見下し、しかも、それを楽しいと思ってるんでしょうね。ヤツにとっては、どんな汚い手を使ってでも、勝てば官軍なんでしょう。
コイツにちょっとでも堂々と戦う気があれば、あげはを何もできない外野扱いしてバカにする事もしないでしょうし、スカイから「動くな!」と脅されても、玉砕覚悟でスカイに攻撃してたかもしれないでしょうね。
今話のタイトルの「バッタモンダー最後の秘策!」というのは、まさにその通りだったでしょう。
いつものランボーグだと思って浄化技を放てば、シャララは死ぬ事になり、それを知ったソラ達は絶望する。ランボーグに手が出せずに倒されても、バッタモンダーにとっては嬉しい事。
これまでの戦いとうって変わって、どう転んでも、バッタモンダーに負け筋がないと思うと、今回の作戦は、「最後の秘策」と言ってもいいくらいの、とっておきだったと思いますね。ったく、マジで胸糞悪いぜ・・・。
ランボーグ化したシャララだけでなく、その前の、シャララの幻を利用してソラをバッタモンダーの元におびき寄せていたのも、ソラの心を揺さぶっていたように思います。
ソラからシャララの幻までは、それほど距離が離れておらず、しかも、幻はゆったりと歩いていました。となると、人間離れした脚力を持つソラが幻に追いつくのは容易い話でしょう。
ですが、バッタモンダーのいる場所に着くまでに、追いつく事はありませんでした。それも、幻はずっと歩きだったのに対し、ソラはひたすら走っていました。
これは、どれだけ頑張ったところで、憧れは憧れのまま。シャララを超える事はできず、一人前のヒーローになるのも不可能。バッタモンダーが、そうあざ笑っていたように思いました。
走っても走っても追いつけない事が、ソラに焦燥感を与え、この後の「最後の秘策」で心をへし折るためのジャブになってたように思いますね。結構良い描写だったと思います。
また、15話でランボーグの強大な攻撃を受けて行方不明になったシャララが再登場。といっても、バッタモンダーにアンダーグエナジーを注がれ、ランボーグにされちゃいましたが・・・。
シャララは9月に再登場するものだと思っていましたので、この展開は予想外でした。とはいえ、一刻も早く憧れの人と再会できるのは良い事ですし、早ければ次回で感動の再会劇が展開されるのですから、ソラ達には頑張ってもらいたいところですね。
しかし、ソラが・・・。憧れの人がランボーグにされ、しかも、浄化技を放てば死なせてしまう事実に耐えられず、戦う事を諦めてしまい、ミラージュペンが消失してしまいました。
いくら並外れた身体能力を持っていても、心は繊細で、本質的な部分は、ましろなど同い年の女の子達と大差ない訳であり、そんな子にとって、その事実は、あまりにもきつ過ぎるよ・・・。ヒーローになるのを諦めるのも、しょうがない事なのかな、と思います。
ここで諦めるのは簡単な事。でも、ここで諦めたら、これまでソラを応援してきた人達の思いを無下にしてしまいます。
プリキュアに変身できなくなったこの状況でも、ましろ達は、ソラが一人前のヒーローになると信じているはず。シャララだって、自分を超えるヒーローになると期待をかけているんじゃないかと思います。
それに、ヒーローになるのを諦めたら、友達を作らずにヒーローになるための修業に明け暮れた日々も、ましろと友達になってから築いてきた楽しい時間も無駄になっちゃうんですよね。それは、もったいない話。だから、諦めないでほしいんですよね。
現実に向き合ったり、周りの期待に応えるのは、辛い事でしょう。ですが、そういう状況でも立ち向かうのが、本当のヒーローなんじゃないかと思いますね。
酷な現実に1人で立ち向かえ、とは言いません。今は、頼れる友達や仲間がいるのですから、ましろ達を頼りながら少しずつ前へ進んで立ち直ってほしいですね。きっと、ソラなら・・・。ましろ達も、ソラのためにどう動くのか、注目したいところ。
強くなってくれ、ソラ・・・。立ち止まるな、ヒーローガール・・・。
そう願いながら、次回の視聴に臨み、そして、ソラの復活劇をしっかり見届けたいと思います。
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