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スター☆トゥインクルプリキュア 第27話感想

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 今話の名セリフ:「たとえどんな姿に変わろうとも・・・、私は私・・・。」(キュアコスモ)

 「スター☆トゥインクルプリキュア」第27話「海の星! 人魚になってスーイスイ☆」の感想です。


~ オープニング前 ~
 前話の続きです。ララの故郷・惑星サマーンに行くつもりが、別の星へワープしたり、ロケットが壊れたりと、トラブル続きのひかる達。
 道中会ったヤンヤンの星に行けば、ロケットを修理できるようで、ひかる達は、その星を目にしました。
   


~ Aパート ~
 この星の名前は「プルルン星」。星を発見したはいいものの、このままでは通り過ぎてしまいます。ロケットは壊れていて、方向転換する事はできません。
   
「困ったヤン・・・。」
    
「出番でプルンス! 非常に過酷なミッションでプルンス! しかし、今、この苦境にあって、ヤンヤンを故郷へお連れできるのは、このプルンスしかいないでプルンス!」
    
    
    
    
「急がないと通り過ぎちゃうわよ。」
   
 冷静なツッコミありがとう、ユニ子。まったく、今回も、女の子にチョロ過ぎる色ボケプルンス全開やなあ。(笑)


 という事で、プルンスがロケットの進む方向を変えます。
    
   
「ありがとうヤンか! おかげで故郷に帰れるヤン!」
    
「何のこれしきでプルンス! いついかなる時も頼りになる! それが、このプルンスでプルンス!」
   
 「いついかなる時も頼りになる」か。その言葉、よーく憶えておこう。(笑)


 プルルン星をよく見ると、あちこちで泡が浮いています。あの中には空気が入っていて、島になっているとの事。
 そして、ひかる達は、プルルン星に突入。まるで海の中にいるようです。
   
 ヤンヤンの家は星の中心の近くだそうです。
「このスピートでは、だいぶ時間がかかりそうですね。」
「そうヤンな・・・。」
    
「またもやプルンスの出番でプルンス! ソフトな身体に固い意志! クールな瞳に熱いハート! いざ、ヤンヤンの家に向けて先行でプルンス!」
    
    
    
   
「プルンス、頑張って!」
「邪魔でプルンス・・・。」
   
 ひかる、ナイスディフェンス。それにしても、「固い意志」ねえ。宇宙怪盗は許せないと言ったクセに、宇宙アイドルの姿になったらコロッとイッちゃったところのどこが固いんだろうな、と小一時間問いただしたいぜ。(笑)


    
「どこで直せるルン?」
「ウチの家の近所にな、どんなロケットでも直せる職人がいるヤンか!」
「オヨ!? どんなロケットでもルン!?」
「そうヤン!」
   
「プルンス! ヤンヤンの家に向けて、全速前進!」
   
「もうこれ以上は、無理でプルン・・・、」
   
    
「ラジャーでプルンス! プルプルボディにハードな心! それが!」
    
    
    
「あー! あれ!」
   
   
「マンタに似ていますね。」
「そうだね。」
「あの・・・、プルンスでプルンス・・・。」
    
 ああ、そうだね。プルンスだね。で、それが何だっていうの? 野郎は、黙ってコツコツと働けや。(笑)


 ひかるは、泳ぎたいと言い出しました。
 しかし、ここは水中。泳ぐといっても息が続きませんし、潜水服もありません。
「ユニみたいに変化できればいいのに・・・。」
「何になるルン?」
「水の中で息ができるように・・・、半魚人!」
「それは嫌ルン・・・。」
「アタシも・・・。」
   
 女の子向けアニメだと人魚が定番な気がしますが、半魚人を想像しちゃうあたりが、宇宙人やUMAが好きなひかるらしいところですかね。でも、少しは可愛さを求めて下さい。(笑)


 もっとも、ユニの変化は、外見を変えるだけであって、水の中で息ができるようにはなれません。
 そこで、ヤンヤンは、ある物を取り出しました。
   
 これは「へんしんじゅ」。1粒で1回、変わりたいものに変われるアイテムです。
「え!? 半魚人にも!?」
「なれるヤン。」
『ちょっとちょっと!』
   
 もうこの際、キミ達は半魚人、残り4人が人魚になればいいんじゃないかな。(笑)


 まどかは、潜水服を着た姿になればいいと提案しますが、ひかるは、別の姿を考えていました。それは・・・、
    
    
    
    
 ララ達4人も、人魚の姿に。
    
    
    
    
   
「すごい! 水の中でも息ができる!」
「会話もできるんですね!」
「オヨ・・・。」
    
 へんしんじゅは、あと1つ残っています。という事で、プルンスも変身。
   
「いつもとほとんど変わってないじゃん!」
「どうして人魚にしなかったルン?」
「うお座のプリンセスに近いお姿など、恐れ多くてプルンス・・・。」
    
 だったら使うなよ。後で可愛い女の子が出てきた時のために温存しとけ。(笑)


 その直後、フワが目覚めました。
「フワも一緒に泳ぐ?」
「いきたいフワ!」
   
「もうへんしんじゅがないヤンか・・・。」
「え・・・。」
   
 マジかよ・・・。プルンスのヤツ、へんしんじゅを無駄使いしやがって・・・。
 誰だよ、こんなのを「いついかなる時も頼りになる」とか言った馬鹿野郎は。クソの役にも立ってねーじゃねーか!(野郎に対して冷た過ぎんだろ、お前(笑))


 ひかるは、トゥインクルブックで泡を作って、その中にフワが入る事を思い付きました。
   
 これなら水中でも息をする事ができます。準備が整ったところで、星の中心に向けて出発。
    
    
    
   
「ユニ! 変われるって、楽しいね!」
   
   
「見て! あれ!」
    
「まるで宇宙みたい・・・。キラやば~っ☆・・・。」
    
「ね?」
「まあ・・・、ね・・・。」
   

 同じ頃、アイワーンがプルルン星に向かっていました。


~ Bパート ~
 それから少しして、ひかる達は、すさまじい水流を目にしました。どうも、ひかる達を狙っている模様。
 しかも、へんしんじゅの効果が切れそうになっています。ひかる達は急いで、空気のある泡に避難します。

 どうにかして、避難する事はできましたが、ひかる達を狙っていた水流も入り込んできました。
 その正体は・・・、
   
 これは、前に盗まれたユニのジェット機。となると、中にいるのは、もちろんアイワーン。
 ひかる達はプリキュアに変身します。

 アイワーンが狙っているのは、プリンセススターカラーペンでもフワでもなく、キュアコスモ。バケニャーンに変化して騙された事がまだ許せないようです。
「お前のせいでアタイは、ノットレイダーにいられなくなったっつーの・・・。全部お前のせいだっつーの!」
   
「アタイの居場所はなくなったのに、自分はちゃっかり居場所を見つけて、超むかつく! ぶっ潰すっつーの!」
   
 アイワーンが持っているのは、ユニへの恨みや怒りのイマジネーションをエネルギー化したもの。
「闇のケミストリー、爆発だっつーの!」
    
    
   
「アイワーンロボ16号だっつーの!」
「何で16号ルン?」
「15号まではテストだっつーの!」
    
 やれやれ、ユニに対する恨みを晴らしたくて、15回も試作を重ねたのか。しかも、その中には失敗作もあるんだろうな。これはもう、ユニの事が好きという事でいいんじゃないの?(笑)


 アイワーンロボの初撃は、ミルキーショックで相殺。
「自分勝手ルン! あなただって、コスモの大切な居場所を奪ったルン!」
「はあ? 知らねえっつーの!」
   
「惑星レインボールン! 彼女の故郷に酷い事をしたルン!」
   
「それだけじゃないでプルンス! ノットレイダーとしてパレスを襲い、プリンセススター達を散り散りにしてしまったでプルンス!」
   
「だから何だっつーの? 自分が何かされたら、人を騙したりしていいんだ? すっげーな!」
    

 戦闘再開。アイワーンロボの攻撃は強力で、ソレイユ、セレーネ、ミルキーはダメージを受けてしまいます。
 ですが、スターパンチは手ごたえあり。その後、コスモが攻撃にいきますが・・・、
「ふざけんなっつーの!」
   
「自分が何かされたら、人を騙したりしていいんだ?」
   
    
 さっきのアイワーンの言葉が引っかかって、攻撃できず、アイワーンロボに投げ飛ばされてしまいます。
「いい気味だっつーの。バケニャーン、マオ、ブルーキャット、地球人。おまけに今度はプリキュアかっつーの。コロコロ変わりやがって!」
    
「お前はそうやって姿を変えて、みんなを騙してんだっつーの!」
   
「違う! 変わる事は悪い事じゃない! 楽しい事だよ!」
    
「変わる事で、新しい自分を知る事ができるから・・・。」
    
「それに、コスモは変わってないよ・・・。自分の故郷を、惑星レインボーを救いたいって気持ち。それは一度だって変わった事はない!」
「スター・・・。」
   
    
    
「たとえどんな姿に変わろうとも・・・、私は私・・・。」
    
   

 その後、アイワーンロボの攻撃を、ミルキーショック、ソレイユシュート、セレーネアローの一斉攻撃で相殺。おうし座スターパンチでアイワーンロボを吹き飛ばします。
 そして、おうし座のプリンセススターカラーペンをコスモに渡し、レインボースプラッシュ。アイワーンロボは元の飛行船に戻り、アイワーンは去りました。

 その後、移動再開。プルルン星の中心まであと少しというところまで来ました。

 今回は、これで終了です。


次回:「燃やせハート! 職人フレアとロケット修理☆
 どんな宇宙船でも直せるという職人「フレア」の工房に来たひかる達。
 フレアの工房の中には、すっごく大きなふいごがあって、これを動かして風を送り、火を燃やしてロケットを直すようです。
 フレアは、ロケットを直したいならハートを見せろと、運動が得意そうなえれなとまどかを、ふいごを動かす役に選びました。果たして、ロケットは直るのか?


    今回のラッキー星座


【まとめ】
 ロケットを修理しにプルルン星に来たひかる達は、人魚になって星の中心を目指したものの、途中アイワーンの襲来に遭いましたが、これを撃退。再び、星の中心へと向かいました。

 さて、今回のポイントは「姿が変わっても、自分は自分」でしょうか。
 今の自分は仮の姿。宇宙アイドルも宇宙怪盗も、本当の自分ではない。前々話でユニが言っていた事で、単に今の姿は本来のレインボー星人としてのものではないだけでなく、オリーフィオは自分自身であるゆえに、オリーフィオから遠く離れている今の自分は本当の自分ではない事も意味しているでしょう。
 そして、今話では、アイワーンから、色んな姿に変わっては周りを騙し続けていると言われました。レインボー星人が他の星々から追いやられていた時代でも、このように疎まれ続けていたのでしょう。どんな姿にも変身できると思うと、罪のない者に変身しては悪事を犯し、罪をなすりつけるなんて事も十分にありうる話ですしね。

 だけど、どんなに姿に変わろうが、心は1つ。それは、ユニだけでなく、レインボー星人全員に言える事だと思います。
 ユニは、惑星レインボーを救いたいって気持ちは、惑星レインボーが滅んで以降まったく変わってませんし、他の星々から疎まれていた時に生きていたレインボー星人達も、何と言われようと卑屈に生きるまいと心に誓い続けていたでしょう。色んな姿に変化できる事をバカにされた怒りから手を出したりとか、バカにされ続ける事に耐えられず自ら命を絶つのは、絶対にやってはいけないと。
 雨の後には美しい虹が輝く。その言葉を信じて「今」を耐え続けてきたのでしょう。そして、彼らなりの幸せな生活に行き着いたのだと思います。そこに至るまでは様々な局面において、何かしらの姿に変化する必要があったのかもしれませんが、それでも、彼らの「誇り」は変わらなかったんじゃないかと思いますね。

 それに、ひかるが言っていたように、変わる事は、新しい自分を知るという意味から、悪い事ではないのでしょう。
 ユニは、惑星レインボーが滅んでからは、宇宙怪盗として行動している事がメインでした。惑星レインボーの宝を取り返す事を主目的に、貧しい人達を救ったりもしましたが、その時に、助けられた人々から感謝された事でしょう。最初は「怪盗」という行為に抵抗を感じたのかもしれませんが、困っている人達が助かって感謝されたとなれば、嬉しく感じたんじゃないかと思います。
 宇宙アイドルについても、惑星レインボーでは「アイドル」なんて概念は存在せず、最初のうちは、情報集めや多くの人達の注意を引き付けるためのものとしか考えてなかったでしょう。だが、自分の歌声が多くの人達の心を引き付け、絶大な人気に繋がった事は、大きな自信になったでしょう。変化しているとはいえ、自分の価値が認められていると。
 惑星レインボーが滅びる前は、変化とは無縁の生活を送っていたと思いますが、変化した事で、新たな自分を見出せたと思いますね。もちろん、惑星レインボーを救いたい気持ちや、自分がレインボー星人だという「誇り」は変わらぬまま。

 今後もずっと、本来の自分ではない姿で行動する事になると思いますが、自分は自分。どんな姿に変わろうと、大切な気持ちは変わらない。
 ユニには、その気持ちを持ち続けてほしいですね。1人だけでは大変な事もあると思いますが、もう今は1人じゃありません。ひかる達がいるのですから、頼りたい時は存分に頼ったって構わないんです。
 自分1人で抱え込んで自分を見失う事はしないでほしいもの。今後も、ユニが、ひかる達との交わりでどう変わっていくのか、しっかり見ていきたいと思います。
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